日本でキャリアアップを目指したいと考えている中国人の方には、資格の取得がおすすめです。
資格を取得することで第三者に向けて自身のスキルを簡単に伝えることができたり、キャリアアップを目指せるなど様々なメリットを得ることができます。
しかし、種類が多すぎてどの資格を取得すればいいか分からないという方に向けて、職業別におすすめ資格を31種類ご紹介します。
また、転職をしてキャリアアップを目指したいという中国人の方にはTENJeeがおすすめです。
中国語スキルを持つ方専用のTENJeeでは、中国語を活かせる仕事を多数ご紹介しています。
幅広い業界・職種の求人を掲載しているのでご興味のある方は一度TENJeeの求人情報をチェックしてみてください。
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日本のキャリアアップの現状とは
キャリアアップとは、より高い専門知識や能力を身に付け、社会的に市場価値の高い経験を重ね、経歴を高くすることを指します。
社内で昇進や昇格を目指す方法や転職でキャリアアップを目指す方法などがあります。
こちらの記事では日本におけるキャリアの現状を詳しくご紹介しています。
転職市場についてご紹介しているので本記事と合わせて、ぜひ参考にしてください。
外国人であること活かしたキャリアアップ方法を
グローバル化が進み、語学スキルを有する人材を求めている企業も多いので、外国人ということを活かしてキャリアアップを目指すことができます。
自分の強みや弱みを理解しておくことで、有利にキャリアアップを目指すことができるでしょう。
求人サイトは貴重な情報源
実際の求人の応募要件でスキルとキャリアの相場をチェックすることで、自身に求められる資格が何なのかを整理することができます。
TENJeeでは、その仕事に求められる語学要件やスキルなども詳しく求人に掲載されているので、ぜひ一度チェックしてみることをおすすめします。

【職種別】日本でのキャリアアップに役立つおすすめ資格31選
資格でスキルを可視化すると有利にキャリアアップを目指せます。
業界別におすすめの資格を紹介します。
【全業界共通】非常に重要な日本語資格6選
キャリアアップを目指すうえで持っておきたい全業界共通の日本語資格をご紹介します。
日本語の勉強をしている中国人の方はこちらの記事をぜひ参考にしてください。
勉強方法や上達するためのポイントもご紹介しています。
▶︎中国人の方向け!日本語のおすすめの勉強方法と上達するためのポイント
日本語能力試験(JLPT)
日本語能力試験(JLPT)は国際交流基金と日本国際教育支援協会の2団体が、日本語を母語としない人の日本語の能力を測り、認定するために実施している試験です。
国内での認知度が非常に高く、N1~N5の級によって語学レベルが明確なので目標にしやすい資格です。
日本語能力試験(JLPT)の特徴やメリットについては、こちらの記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
▶︎日本語能力試験のメリットとは!資格を取得して就職・転職を有利に
ビジネス日本語能力試験(BJT)
ビジネス日本語能力試験(BJT)は、ビジネスで使う日本語能力を測定するテストです。
合否の無いスコア制なので1度の受験で評価を獲得することができます。
ビジネスに特化した日本語スキルを身に付けることができるので、日本での仕事探しのアピールポイントにもなります。
実用日本語運用能力試験(TopJ)
実用日本語運用能力試験(TopJ)は日本語の語彙や文型、文法に加えて日本社会の習慣や企業文化を理解できているかを問う試験です。
日本語の語学力だけでなく、日本社会への適応力を高めることにもつながります。
日本語NAT-TEST
日本語NAT-TESTは日本国内だけでなく中国や台湾など海外でも実施されてきた「日本語学力テスト」のノウハウに基づいて作問されている試験です。
日本語能力を測る目安として認知度が高い日本語能力試験(JLPT)に準拠しているので、日本語能力試験の事前対策としてもおすすめです。
実践日本語コミュニケーション検定 (PJC)
実践日本語コミュニケーション検定 (PJC)は日本で就労する際に必要とされる日本語能力試験(JLPT)N1~N2相当の日本語コミュニケーション能力を測定する検定試験です。
上司や同僚との会話力、接客能力、ビジネスマナー等の理解度を問う試験で取得したスコアを10段階で評価されます。
実用日本語検定(J.TEST)
実用日本語検定(J.TEST)は1991年から実施されている外国人向けの日本語試験で、年6回試験が開催される受験機会が多い点が特徴の検定です。
A~Gまでの7つのレベルに分かれており、留学生や会社員など幅広い人に受験され就職を希望する人々の大きな助けにもなっており日本語のTOEICともいわれています。
【全業界共通】日本語資格以外で役に立つ資格5選
日本語資格以外の全業界に共通して重宝される資格を5種類ご紹介します。
TOEIC
日本で最も認知度が高く、広く活用されている英語コミュニケーション能力テストの1つです。英語力測定テストのグローバルスタンダードとして約160ヶ国で実施されています。
日商ビジネス英語検定試験
企業で日常的に使用する英語のビジネス文書の作成や海外取引に関する実務的な内容について問われる試験です。
メンタルヘルスマネジメント検定試験
労働者にとって必要不可欠であるメンタルヘルスを良好に保つための知識・対処方法を身に付ける試験です。働き方改革が進む日本で重視され始めている検定です。
ビジネスマネジャー検定試験
マネジャーとして活躍が期待されるビジネスパーソンや管理職に対し、最低限知っておくべきマネジメントの基礎知識を問う検定です。
中小企業診断士
経営コンサルタントの国家資格としてビジネスに関する幅広い知識やスキルを身に付けることができる試験です。
教育業界で活かせるおすすめ資格
教育業界で活かすことのできる資格を2種類ご紹介します。
IPA国際公認漢語(中国語)教師資格認証試験
中国語を母国語としない方に教える専門家として、基礎的レベルに達しているかを判断するための世界100ヶ国以上の地域で認可されている試験です。
中国語教員免許
教員免許の一種で、中学・高校で中国語を教える為に必要な資格です。
大学在学中に教職課程を履修したり、通信制の大学の教職課程を履修したりする必要があります。
こちらの記事では日本で中国語講師を目指すための方法をご紹介しています。中国語講師に求められるスキルや資格を詳しくご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
▶︎日本で中国語講師になるには!求められるスキルとおすすめの資格
不動産業界で活かせるおすすめ資格
不動産業界で活かすことのできる資格を3種類ご紹介します。
宅地建物取引士
宅地建物の公正な取引が行われることを目的とし創設された資格で、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格です。
不動産鑑定士
不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格で、不動産の鑑定評価の他土地の有効利用などのコンサル業務をすることができます。
管理業務主任者
マンションの管理業務をおこなうために法律の規定によって制定された国家資格で、マンション管理業者の事務所ごとに一定数の設置が義務付けられています。
翻訳の仕事で活かせるおすすめ資格
翻訳の仕事に活かせる資格を2種類ご紹介します。
JTA公認翻訳専門職資格試験
翻訳の能力総合的に審査し認定する資格試験です。
英語と中国語が対象言語とされ、4科目のテストと翻訳実務経験2年の実績審査を合格することで取得することができます。
JTA公認中国語翻訳能力検定試験
中国語翻訳能力を1~5級制で評価される能力検定試験です。
中国語翻訳者を目指される方や中国語翻訳者のスキルアップに用いられることが多い資格です。
日本で中国を活かして翻訳の仕事に就きたいと考えている方は、必要なスキルを詳しくご紹介しているこちらの記事をぜひ参考にしてください。
▶︎中国語を活かして翻訳を仕事に!在宅で出来る翻訳の求人を探す方法
金融業界で活かせるおすすめ資格
金融業界で活かすことのできる資格を2種類ご紹介します。
ビジネス会計検定試験
財務諸表に関する知識・分析力を問われる試験です。財務諸表の種類や読み方から財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てて行くことに重点を置いています。
企業年金総合プランナー
DCプランナーと表されることも多く、DC(確定拠出年金)をはじめとする年金制度全般の知識を測る試験です。
投資やライフプランに関する知識も必要になります。
貿易業界で活かせるおすすめ資格
貿易業界で活かすことのできる資格を2種類ご紹介します。
こちらの記事では中国語スキルを活かして働くことができる貿易業界の仕事についてご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
▶︎中国語スキルを活かせる「貿易」の仕事とは|業務内容や求人の探し方
通関士試験
通関に関わる業務など、貨物の輸出入に関する業務に就く方には必須の資格です。
貿易業務の中で唯一の国家資格であり所持していると通関書類の審査、記名・押印などの独占業務が行える為需要が高いです。
貿易実務検定試験
貿易環境や貿易金融、貿易法務、通関知識などを問われ、A級~C級の三段階に分けて評価される試験です。
英語力や取引交渉時のビジネスレター知識なども必要になります。
医療・福祉業界で活かせるおすすめ資格
医療・福祉業界で活かす事のできる資格を3種類ご紹介します。
介護支援専門員
ケアマネージャーとして働くために必要な資格です。介護支援分野、保健医療サービス分野、福祉サービス分野の3つ分野に分かれ、それぞれの知識が問われます。
加えて、介護支援専門員実務研修を併せて受講することでケアマネージャーとして働くことができます。
医療事務
医療スタッフをサポートする裏方を育成し、医療事務がスムーズに進むことを目的とした資格です。
医療事務全般の基本的知識や技術を試験によって評価され、取得することで受付・治療費の計算などの業務をすることができます。
看護師資格
看護師として診察補助や病気・ケガで入院している患者さんのお世話をおこなうために必要な国家資格です。
必修問題・一般問題・状況設定問題の3種類の問題で構成され、広い範囲の知識や能力が問われます。
観光業界で活かせるおすすめ資格
観光業界で活かすことのできる資格をご紹介します。
全国通訳案内士
日本を訪れる外国人観光客に対し、日本の観光地や文化を案内・サポートするための知識や技能を問われる資格です。
インバウンド観光が推進される日本で需要がとても高い資格です。
こちらの記事では、観光業界に中国語を活かして就職や転職をする方法を詳しくご紹介しています。
求人の探し方もご紹介しているのでぜひご覧ください。
▶︎中国語を活かして観光業に就職・転職する方法|仕事例と求人の探し方
事務・経理職で活かせるおすすめ資格
事務・経理職で活かすことのできる資格を3種類ご紹介します。
こちらの記事では中国語を活かして働くことができる経理職についてご紹介しています。求人の見つけ方も併せてご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
▶︎中国語を活かして経理の仕事に!求められるスキルや求人の見つけ方を解説
日商簿記検定
簿記資格の中で圧倒的に知名度が高い資格です。
お金や財産に関する営業取引を帳簿に正しく記録できるか、帳簿を整理して会社の資産・売り上げ・利益を明らかにすることができるかを問われます。
BATIC(国際会計検定)
国際基準による会計スキルとビジネスシーンに必要な英語力の同時に測る為の試験です。
合格、不合格ではなく取得したスコアにより4つのレベルごとに評価されます。
公認会計士試験
財務会計論や管理会計論などの短答式試験と監査論や租税法などの論文式試験の2種類の試験によって企業の財務に関わる専門知識を問われる資格です。
また、公認会計士になる為に取得しなければならない国家資格です。
<h3>IT業界で活かせるおすすめの資格</h3>
IT業界で活かすことのできる資格を2種類ご紹介します。
こちらの記事では日本のIT業界の特徴や需要の高さについてご紹介しています。
外国人IT業界でキャリアアップするためのポイントもご紹介しているのでご覧ください。
▶IT業界でキャリアアップするポイント【日本で働く中国人の方向け】
ITパスポート
情報処理の促進に関する法律に基づいて行われている認識度がとても高い国家資格です。
AIやビッグデータなどの新技術や手法に関する知識、マーケティング、ITに関する知識など幅広い分野の知識が問われます。
基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
どちらもIT系の国家資格で、プログラミングやデータベース、プログラミングに関するアルゴリズムなどの専門的知識について問われます。
まとめ
今回は日本でキャリアアップを目指している外国人の方に向けて、おすすめの資格を業界別に分けて31種類ご紹介しました。
日本のキャリアアップの現状を理解し業界ごとの需要を知っておくことで、自身が理想とするキャリアプランに近づくことができるのではないでしょうか。
ぜひ今回ご紹介した資格を資格の取得を通して、理想のキャリアアップに目指してみてください。
中国語スキルを活かしてキャリアアップを目指している方には「TENJee」がおすすめです。
様々な業界・業種の求人を豊富に扱っているので、自身に合ったキャリアップの方法を見つけやすいといえます。
まずは一度実際の求人情報をチェックしてみてください。

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