日本で中国語講師になるには!求められるスキルとおすすめの資格

中国語と日本語の語学スキルを活かして、日本人を相手に中国語を教えたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

観光客の往来も盛んでビジネスシーンでも取引の多い中国は、日本にとって身近な国のひとつです。

中国語を学んでビジネスや旅行に活かしたいと考える人も増えています。

そこで今回は、”中国語講師になるにはどうすればよいのか”について解説します。

中国語を教えるにあたって求められるスキルや、おすすめの資格についても合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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中国語講師に求められるもの

中国語の講師に求められるスキルについてご紹介します。

高い語学力

中国語を教えるにあたって、一番に求められるのは優れた語学力です。

初級から上級まで幅広い層の学習者の疑問を解決できるだけの語学に関する知識は不可欠であるといえるでしょう。

教え方のスタイルにもよりますが、中国語に限らず日本語の語学力も必要となる場合がほとんどです。

教える対象である中国語だけでなく、学習者とのコミュニケーションを問題なくとれる日本語のスキルも必要であるといえるでしょう。

人に教える力

語学力と同じくらい大切なのは「教える力」です。

自分が理解し、使いこなす語学力と、誰かに教える力は異なるスキルが必要になります。

理解が難しい文法事項などを、相手にとって一番わかりやすい形で伝える工夫など、講師ならではのスキルも重要だといえるでしょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も、中国語を教える上で重要です。

学習者にとって学習途上にある中国語でのコミュニケーションは難しく、緊張してしまう場合も多いです。

言語によるコミュニケーションだけでなく、ジェスチャーや表情などを活かして、学習者が楽しんで中国語を学べる雰囲気を作るコミュニケーション力も重要なスキルといえるでしょう。

文化・風習への理解

語学学習を進める上で、文化や風習などへの理解も重要な要素のひとつです。

背景にある文化や風習、国民性を理解することは言語の理解を深めるのに役立つといえます。

語彙や文法を教える際に合わせて中国の一般的な価値観を伝えることで、学習者により深い学びをもたらすことができるのではないでしょうか。

また、中国人の方が講師として日本人に接する際にも、日本人の文化や風習、価値観を理解しておくことは重要です。

価値観の違いなども踏まえながら教えることで、より円滑に授業を進めることができるでしょう。

こちらの記事では、日本人と中国人の考え方の違いについて、仕事に対する考え方を中心に詳しく解説しています。

ぜひこちらもあわせて参考にしてみてください。

▶︎日本人と中国人の仕事に対する考え方の違いを徹底解説

中国語講師になるために必要な資格

中国語の講師としてはたらくために必要となる資格は、職場によって大きく変わります。

ただし共通していえるのは、高い語学力を示すことのできる資格が採用に直結するということです。

中国語の資格はもちろん、中国人の方は日本語の資格も合わせて、高い語学力をアピールできる資格の取得が必要であるといえるでしょう。

こちらの記事では日本国内で受験することができる日本語と中国語の資格について解説しています。

様々な資格の種類や、それぞれの特化している技能なども紹介しているので、資格取得の参考にしてください。

▶︎外国人向け!就職・転職に役立つ日本語スキルを測る主要資格4種類

▶︎就職や転職で役立つ!日本で取得できる中国語の資格7種類を徹底解説

IPA国際公認漢語(中国語)教師資格認証試験

IPA国際公認漢語(中国語)教師資格認証試験は中国語を母国語としない方に中国語を教えるための能力を測る試験です。

世界100カ国以上の地域で認可されており、世界基準の資格であるといえます。

中国語の講師として働く上で必須ではありませんが、保有していることで重要なアピールポイントとなる資格といえます。

【中高で教えたい方】中国語教員免許

中学校・高等学校で中国語を教えたいとお考えの方は「中国語教員免許」を取得する必要があります。

これは教員免許の一種で、大学在学中に教職課程を履修したり、通信制の大学の教職課程を履修したりする必要があります。

教職免許の取得については、以下の文部科学省のホームページを参照してください。

参考:文部科学省「教員免許状を取得可能な大学等」

【大学で教えたい方】博士号

大学で中国語を教えるためには、大学院に進学し博士課程を取得するのが一般的です。

中国に関連した授業を行う教員が中国語の授業を受け持つ場合も多く、語学以外の知識や経験も非常に重要であるといえます。

中国語講師として働ける場所

中国語講師としてはたらくことができる場所にはどのようなところがあるのかご紹介します。

語学学校

中国語を教える場として代表的なのは語学学校です。

外国語を教えることに特化した場所であるため、中国語を教えるために必要な設備も整っているといえるでしょう。

また、生徒も自ら進んで語学力を身につけようと考えている人が殆どであるため、意欲の高い学習者が集まっている空間であるといえます。

語学を教えることに専念できる環境であるといえるでしょう。

中学や高校

中学校や高等学校において、第二外国語として中国語を教えることもできます。

グローバル化に伴い、早い段階から外国語を子供に教えようとする動きが盛んになってきました。

私立の中学、高校では必修や選択科目として中国語を教えている学校が増えています。

学びの場として環境が整えられており、外国語を教えるだけでなく、日本の学校の先生としての働き方が可能な職場であるといえます。

大学

中国語をはじめとした諸外国語の教育が盛んに行われているのが大学です。

多くの大学、学部において第二外国語の学習が必修となっており、中国語の教員の需要が高い場所のひとつであるといえます。

また、中学や高校と比較して教員側の自由度も高い傾向にあります。

学校行事やクラス活動などへの参加が殆ど必要ないため、言語教育に専念しやすい環境といえるのではないでしょうか。

まとめ

中国語学習者世界的にみても増えています。

需要も高く、語学力を最大限発揮できる語学教員として自分の理想の働き方を実現してみてはいかがでしょうか。

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