Alibabaは中国大手のIT企業で、特にECサイトの分野では中国国内トップのシェアを誇ります。
日本はAmazonや楽天のシェアが大きいので、利用者数が特別多いというわけではありませんが、中国を中心に世界的に事業を展開している企業です。
この記事では、Alibabaが提供しているサービスや事業の内容を解説し、中国企業で働く際の方法やポイントを紹介します。
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中国最大のECサイトを手がける「Alibaba」とは
Alibabaは、中国の大手IT企業で主にECサイトを手掛けています。
中国ではAmazonよりも多く利用されており、サービスも充実しています。
Alibabaが具体的にどのような企業なのかをご紹介します。
中国最大手のECサイトを運営
Alibabaは主にECサイトを運営しています。
種類は大きく分けて3つあり、いずれも中国では大きなシェアを占めています。
Alibaba.com
Alibaba.comはBtoBのECサイトで、製品を売りたい企業と買いたい企業とをマッチングさせるサービスです。
サイト上でメッセージ機能を使って取引をするので、対面で商談をするなどの時間や手間を省け便利です。
また、中間業者を挟まずに済むことも企業側にとって大きなメリットになっています。
Tmall.com(天猫)
Tmail.comはBtoCのECサイトです。
オンライン上に数多くの商品が出品されていて、国内BtoCの半分以上のシェアを占めているAlibabaの巨大事業です。
Tmail(天猫)は、中国国内に法人を置くことが出店の条件となっていますが、Alibabaは海外の法人も出店できる天猫国際も運営しています。
taobao.com(淘宝网/タオバオ)
taobao.comは、会員数は5億人以上を誇るCtoCのECサイトです。
国内CtoCシェアの9割以上を占めており、こちらもAlibabaの大きな事業となっています。
決済サービスのAlipayも好調
AlipayはAlibabaが手掛ける決済サービスです。
Alibaba.comやTmail.com、taobao.comなどのECサイト内でも使うことができます。
中国国内では公共料金の支払いや金融商品の購入までAlipayで決済することができるので、多くのユーザーを獲得しています。
設立者・設立年
Alibabaは1999年、ジャック・マー氏によって設立されました。
ジャック・マー氏は数多くの起業に失敗した末にAlibabaを成功させ、「失敗が一番の宝だ」という主張でも有名です。
アリババ株式会社は2008年に設立
アリババ株式会社はアリババグループの一員で、東京の京橋に拠点を置いています。
会長が香山誠氏、社長が岡田聡良氏と日本人が代表を務めており、日本の商品や文化などを世界に発信することを支援する事業をおこなっています。
Alibabaの強みや特長
多くのサービスを手がけるAlibabaの強みや特長がどのようなところにあるのかを紹介します。
中国四大企業「BATH」の一角を担う
グローバルに進出している中国のIT企業4社を総称してBATH(Baidu、Alibaba、Tencent、Huawei)と呼び、Alibabaはその一角を担います。
この4社は中国国内だけでなく世界に事業を展開しており、時価総額ランキングでも上位につけています。
BATHの4社に関する情報や、中国企業で働く方法を以下の記事で詳しく解説しています。
世界が注目する独自イベントでの高い売上
11月11日の「独身の日」に大規模なセールやキャンペーンをするなど、豊富なイベントによって高い売り上げを誇っています。
「独身の日」には1日で2.8兆円を売り上げるなど、独自のイベントが成功につながっています。
「new retail」戦略を掲げ規模拡大に積極的
Alibabaは数年後を見据えた「new retail」戦略を掲げています。
これはオンラインとオフラインを融合した新たな購買体験という、新しいコンセプトをもとにしています。
例えば、アプリを使って入店し、ゲートを通過するだけでAlipayで自動決済できる仕組みや、商品を店舗で選んでオンラインでデリバリーするサービスの実現に向けた取り組みをおこなっています。
日本人も数多く活躍している
東京に拠点を置くアリババ株式会社では日本人従業員の割合が7割を占めるなど、アリババグループで活躍する日本人の数も増えてきています。
福利厚生や女性の活躍など働きやすい職場環境
アリババ株式会社は、従業員の男女比がおよそ1対1で、産後や育休後の復職率が100%など、女性にとっても働きやすい環境が整備されています。
有給の取得率も9割を超えているなど、福利厚生が充実していることも魅力です。
中国企業で働く魅力
日本人が中国企業で働くことによる魅力を紹介します。
実力次第でキャリアアップを目指せる環境
日本に支社や法人を展開しているグローバル企業は給与水準が高く、実力重視の風潮が強いので、実力次第で年齢に関係なくキャリアアップを目指すことができます。
給与面も、基本給+インセンティブという形態が多く、モチベーションの維持、向上につながるでしょう。
中国系企業のキャリアや給料事情については、以下の記事でより詳しく解説しています。
グローバルを視野に入れた働き方ができる
中国企業は、グローバル進出が活発で規模の大きさから世界が中国に注目しています。
中国系企業で働くことで、日本や中国だけでなく、世界の様々な国や地域と関わることになるので、グローバルな視点を持って働くことができます。
巨大な中国市場を舞台にスケールの大きい仕事ができる
中国市場はおよそ14億人の巨大市場で、単一の国家としては最大規模です。
巨大な中国市場をターゲットにする仕事はそれだけスケールが大きいものとなるので、モチベーションを見出すことができます。
中国企業で働く方法
中国企業で実際に働くための方法をご紹介します。
まずは求人サイトで仕事を探す
日本企業の仕事と同様、求人サイトで探すことができます。
この際、求人サイトTENJeeを利用することがおすすめです。
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新卒で目指すなら日本法人への応募が必須
新卒で中国企業を目指す場合、ビザの取得条件を満たすことが困難なことから、日本法人への応募をすることが必要になります。
中国本社への就職を目指す場合は、ビザの取得要件やキャリアを積んでから転職するというプランが有効です。
日本人が中国企業に就職する方法の詳細は以下の記事に詳しくまとめています。
転職するなら中国本社への応募も選択肢に
転職の場合は、中国本社への応募も選択肢に入ります。
本土で働く場合は就労ビザが必要であり、中国語のスキルを持っていることが望ましいです。
中国系企業へ転職する具体的な方法を以下の記事に詳しくまとめています。
まとめ
Alibabaは中国を代表するIT企業で、中国国内だけにとどまらずグローバルに新しい事業を展開しています。
グローバル展開する上で、現地国籍を持つ従業員の需要が増加しています。
中国系企業で働いて実績と経験を積むことで、将来的にはAlibabaグループで働くことができるかもしれません。
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