世界的にも成長を続けるIT業界ですが、中でも世界的に躍進を続ける中国企業への注目度は非常に高いです。
世界を牽引する中国企業を支えているのは、非常に高いスキルを持つ中国人エンジニアといえるでしょう。
そんな中国人エンジニアの中には、日本での就職を目指す人も多いです。
中国人エンジニアに興味はあるものの、採用活動に乗り出すかどうか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
今回は中国人エンジニアが持つ魅力と、彼らが日本での就職を目指す背景をご紹介します。
外国人採用に対する不安を解消すべく、中国人採用ならではの注意点をふまえたおすすめの中国人エンジニアの採用方法を解説します。
世界が注目する中国のIT事情
IT業界において、中国企業への注目は近年非常に高まっています。
その背景について簡単にご紹介します。
国を挙げた中国のIT人材育成戦略
中国では、国家をあげてIT人材の育成が積極的に進められました。
そのため、大学などでITについて専門的に学ぶ人の数も多く、優秀な人材が数多く輩出されています。
教育体制も整えられているので、日々最新の知識や技術を持つ人材が育まれているのです。
アメリカ「GAFA」に並ぶ中国四大企業『BATH』
IT業界を牽引する存在としてアメリカの4大IT企業「GAFA」が知られていますが、近年それに対抗する有力企業として中国の4大IT企業「BATH」がその存在感を際立たせています。
「BATH」とは「Baidu(バイドゥ)」「Alibaba(アリババ)」「Tencent(テンセント)」「Huawei(ファーウェイ)」の頭文字を繋げた語で、『GAFA』と『BATH』は構成している企業の事業内容が似ていることからも比較対象として挙げられることが多いです。 この4社は時価総額ランキングでも上位を記録しており、中国のIT企業の成長を牽引する存在といえます。
これら4大企業については、こちらの記事でさらに詳しく解説しているので興味をお持ちの方はこちらも合わせてご覧ください。
中国における過酷な就活事情
世界で活躍するIT企業も存在する中国ですが、なぜ日本に渡って就職を目指す中国人エンジニアも数多くいるのでしょうか。
その背景には、中国の過酷な就職事情が存在します。
中国では就職難が叫ばれており、有名企業への倍率は非常に高いです。
また、出身の大学での差も大きく、地方出身者と都市部出身者とで就職活動の道が大きく違うケースもあるそうです。
優秀なスキルを持つ人材でも就職が困難であるからこそ、地理的にも近い日本での就職を目指す人が数多くいるのです。
中国のIT人材を探すならTENJee
中国人材に特化したTENJeeを利用することで、より効率よく優秀な人材を獲得することが可能です。
TENJeeは中国語を得意とする人専用の求人サイトなので、中国人材に特化した求人広告を掲載することができます。
語学レベルやスキルなどの応募要件も細かく設定できるので、効率よく希望の人材を探すことが可能です。
こちらから実際の求人画面を確認することができるので、まずは一度どのような様子かチェックしてみてはいかがでしょうか。
中国人エンジニアの特徴
中国人ならではの国民性を踏まえながら、IT人材育成に力を入れる中国出身のエンジニアの特徴をご紹介します。
成果主義だからこそ結果を出すことに全力
中国では成果主義の考え方が一般的です。
年齢やキャリア、役職に関係なく成し遂げた実績次第で給与などの待遇が大きく変化します。
だからこそ中国出身のエンジニアは、結果を残すことへの強い意志を持っている人が多いです。
仕事における熱意が非常に大きい中国人エンジニアを採用することで、職場全体の仕事に対する意欲の底上げも期待できるといえるでしょう。
ITスキルが非常に高い傾向がある
お伝えした通り、中国では国をあげてIT人材育成を推進しています。
大学などでもIT教育に力を入れる学校が多く、非常に高い水準の知識・技術を持つ人材が多い傾向があります。
世界の第一線で活躍する「BATH」を輩出した中国の優れたIT教育を経験しているエンジニアたちは、即戦力としても大いに期待できるといえるでしょう。
日本語が堪能な人が多い
中国人エンジニアの採用を考えるにあたって、まず第一に頭をよぎるのは「言葉の壁」かもしれません。
しかし、日本での就職を志す中国人エンジニアには日本語が堪能な人材が非常に多いです。
早くから日本での就職を視野に入れて日本語学習を進めている人材も少なくはありません。
また、近年中国では大学入試における外国語科目として日本語を選択する学生も増えており、受験勉強を通して基礎的な日本語力を身につけている人も多いという背景もあります。
<h3>日本で働くことに熱意がある</h3>
そもそも日本が好きで、日本だから働きたいと考える中国人材は多くいます。
日本での就職を考える理由としては、給与の高さや治安の良さをあげる中国人の方は多いです。
地理的にも近く、行き来しやすいのもメリットのひとつといえるかもしれません。
こちらの記事ではさらに詳しく中国人の方がどのような思いで日本での就職を目指しているのかご紹介していますので、興味をお持ちの方はこちらも合わせてご覧ください。
▶︎中国人が日本が大好き!?どうしても日本で働きたい理由とは
中国人エンジニアを採用する方法
高いスキルを持ち仕事への熱量も高い中国人エンジニアは非常に魅力的な存在です。
中国人エンジニアを採用するおすすめの方法をご紹介します。
まずは採用活動全体を把握
求人を出し選考をおこなうという基本的な流れは日本人採用と同じですが、チェックポイントとなる箇所は少々異なる部分も存在します。
まず第一に求人を出す際は、中国人材が目にしやすい媒体や場所を選ぶことが大切です。
特にTENJeeのような中国人に特化した求人サイトを利用することで、ピンポイントで中国人材に募集をかけることができます。
また、書類選考や採用決定後の手続きでは、就労ビザ(在留資格)について特にチェックする必要があります。
採用後に資格の変更や取得をおこなうことも可能ですが、実務経験や学歴などによっては取得できない資格もあるので注意が必要です。
以上のような採用活動全体の流れや注意点については、こちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
▶︎【初めての外国人採用】雇用までの流れや必要な手続きと注意点
日本で学ぶ留学生を採用する場合
中国人留学生は、日本での学生経験もあり日本語力や日本の文化への理解度の高さが期待できるといえます。
新卒での就職活動を目指す学生へのアプローチの場合は、大学のキャリアセンターなどとのつながりを活かすこともおすすめです。
また、留学生が持つ在留資格では就労が認められていません。
採用が決まった際には就労ビザに変更する必要があるため、採用を決めた際は計画的に手続きを進める必要がある点には注意が必要です。
詳しい手続き内容や必要書類については、こちらの記事でご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
▶︎中国人留学生を採用する方法とは?必要な手続きや心構えを解説
選考の際には直接スキルを確かめることが大切
書類上の記載だけでは測りきれない部分もあるので、面接の際に具体的なエピソードなどを聞いておくことも大切です。
実際に携わった仕事の内容や研究内容など、適宜質問を挟みながら詳しく掘り下げてみてください。
中国人エンジニアを採用するときの注意点
魅力の大きい中国人エンジニアですが、異なる文化を持つ外国人採用ならではの注意点も存在します。
ここでは、安心して中国人採用を進めるためのポイントをご紹介します。
中国では転職が一般的
中国では働く中で転職をすることは非常に一般的です。
新卒入社であっても2年から3年の短期契約になる場合が多く、長期雇用にあまり馴染みがないという人が多いです。
4回以上など日本ではやや多いと感じるような転職回数であっても、中国ではさほど珍しくはありません。
中国では転職を通してキャリアアップを目指すことが一般的であると踏まえておく必要があるでしょう。
プライベートをとても大切にしている
日本では業務終わりに同僚と食事に出かけるのは一般的ですが、中国では同僚はあくまで仕事仲間であり、プライベートの友人や家族と分けて考えるのが一般的です。
そのため、食事の誘いを断られてしまう場合もあるかもしれません。
そのような態度をドライと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、決して同僚との交流を拒絶したり不快に思っていたりするわけではありません。
あくまでも中国人の方には馴染みがないのだということを理解しておくことが大切です。
給与体系や評価の基準は明確に
中国では給与面など気になることがあったら上司などに直談判するのは一般的です。
一般的な成果主義の考え方が一般的ということもあり、自分の仕事の貢献がきちんと評価として現れているかどうかに中国人の方は人一倍敏感です。 だからこそ、当たり前ではありますがきちんと説明できる明確な基準を設けておくことが大切です。
中国人の考え方を知って採用を円滑に
成果主義や仕事とプライベートの線引きなど、働く上で文化的な違いを感じる部分も少なくはありません。
生まれ育った環境が異なるからこそ、どちらかの考えに合わせるのではなく、お互いに歩み寄る姿勢が大切といえるでしょう。
こちらの記事では、日本人と中国人の考え方の違いを詳しく解説しているので、ぜひお役立てください。
まとめ
高いスキルと仕事への熱量を持ち合わせる中国人エンジニアの魅力は非常に大きいです。
ぜひ今回ご紹介したポイントを、円満な採用活動の実現にお役立てください。
TENJeeは中国人材に特化した求人サイトなので、効率よく採用活動を進めることが可能です。
興味をお持ちの方は、まずは一度実際の求人画面をチェックしてみてください。