外国人を採用するにあたって、慣れない日本人以外に対する採用活動に対する不安も大きいという方も多いのではないでしょうか。
面接は直接応募者と双方向的なコミュニケーションをとることで、人柄や価値観など、書類だけではわからないポイントを測ることができる貴重な機会です。
この機会を最大限活かすためには、事前にマニュアルを踏まえて抜け漏れのない面接にすることが大切です。
特に相手は慣れない外国語での面接ということもあり、日本人相手の面接とはポイントも変わってきます。
今回は、外国人に対する面接を有意義なものにするための面接ポイントをご紹介します。
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面接時のチェックポイント
面接で特にチェックしたい代表的なポイントをご紹介します。
募集をかける職種や自社の方針とここでご紹介するポイントとをぜひ照らし合わせ、採用基準を作成してみてください。
コミュニケーション能力
仕事をおこなう上で、職種に関係なくコミュニケーション能力は重要です。
同僚との円滑なコミュニケーションや職種によってはビジネスパートナーや消費者と直接関わる場面もあるでしょう。
受け答えの自然さやスピードなど総合的にみて、自社が求めるレベルのコミュニケーション能力があるかどうかチェックする必要があります。
ビザ・資格
外国人の方ならではのチェックポイントは、就労ビザ(在留資格)などの資格についてです。
第一に、外国人の方が日本で働くためには就労ビザの取得が必須です。
募集職種と応募者が現在保有している就労ビザの種類が一致しているかどうかは忘れずに確認しましょう。
また、採用後に就労ビザを変更、もしくは新たに取得する場合は手続き完了までに2〜3ヶ月かかることを留意しておいてください。
なお、別途届け出ることで申請期間中に就労可能な場合もあります。
人柄・人物像
採用の決め手の中で、人柄や人物像は重要な要素といえるでしょう。
協調性や志望度の高さなど、企業によって求める人物像は異なるかと思います。
採用を始める上で自社が求めるのはどのような人物なのか、優先順位をつけながら整理しておくことが大切です。
ビジネスマナーや振る舞い
服装や振る舞い、所作などを通しビジネスマナーやビジネスの場にふさわしい振る舞いができる人物であるかどうかを判断することができます。
面接の受け答えだけでなく、話している際の態度や入退室の様子など広い視野を持って観察しておくこともおすすめです。
面接で測りたいこと・質問内容の決め方
面接で尋ね得る質問は、募集している業務内容や採用の目的ごとに異なってきます。
ここでは面接での質問内容を決めるプロセスを解説します。
実務経験から具体的なスキルを測ることができる
募集している職種において必要となるスキルの有無を重視している場合は、具体的なエピソードで掘り下げて質問することがおすすめです。
例えば実務経験のある応募者の場合は、これまで携わった事業の内容や規模間、成果などを尋ねるとともに工夫したポイントや困難の乗り越え方などを詳しく尋ねてみてください。
他にも資格について掘り下げるのであれば、その資格を受験した理由や勉強の方法などを尋ねてみるのも良いでしょう。
社風とのマッチ度を聞くには人柄を聞く質問を
人柄を重視している場合は、会社が大切にしている価値観を元に、それに関連する過去の経験や考え方を聞くことがおすすめです。
挑戦する姿勢を尋ねたい場合はこれまで挑戦してきたこと、打ち込んできた内容についてのエピソードを尋ねてみてください。
打たれ強さやひたむきさを測りたい場合は、困難を乗り越えた経験を尋ねることで人柄を測ることができます。
適宜さらに質問を重ね、相手の価値観を探ってみると良いでしょう。
日本に対する考え方を聞くことでグローバルな視点に触れられる
外国人材を採用することで絵画からの多様な視点を会社に取り入れたいと思っている場合は、日本での生活などで感じたことや母国との違い、来日理由などを聞いてみると良いでしょう。
日本人にはなかなか気づくことが難しい視点を答えてくれる応募者は、期待通り自社に新たな考え方や活気をもたらしてくれると期待できます。
具体的な質問内容や提出書類
以上のように、採用目的や重視する点によって質問内容を組み合わせることが大切です。
こちらの記事ではさらに詳しくおすすめの質問例をご紹介しています。
面接時に持参してもらう書類の種類についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
▶︎中国人採用における面接での確認事項とおすすめの質問、提出書類
外国人への面接における注意点
外国人ならではのチェックポイントをお伝えしましたが、相手が外国人だからこそ採用担当者が気をつけなければならない注意点もあります。
ここでご紹介するポイントは公平で納得のいく採用に不可欠なので、ぜひチェックしてください。
国や文化、宗教に関する質問
批判的・差別的な聞き方や意図でなくても、国や文化、宗教に関して本人のスキルや働き方に関係ないことを尋ねるのはNGです。
出身地域や信仰する宗教を理由に採用の可否を決めるのは、「差別的取り扱い」として法律で禁じられています。
当たり前ではありますが、決して差別的な発言をしないよう注意が必要です。
配慮が必要かどうかを尋ねるのはOK
宗教上や国の文化の関係で「勤務時間や携わる仕事の内容に影響が出るかどうか」「特別な配慮がいるかどうか」など、仕事を行う上での対応が必要かどうかは尋ねても問題ありません。
ですが、デリケートな話題なので尋ね方にはやはり注意を払う必要があります。
トラブルを避けるためにも、言葉選びには気を配ることが大切です。
曖昧な表現は避ける
解釈の幅が広い曖昧な表現は避けて質問しましょう。
例えば、「〜はできますか」といった尋ね方をしてしまった場合、相手にとっての「できる」という範囲がこちらの意図したものとは異なる可能性もあります。
資格の名称や定量的な数値、経験内容など具体的かつ明確に尋ねることで、認識のズレが少なく判断できるようになります。
本人がリラックスできる雰囲気作りが鍵
誰しも外国語での面接において緊張するのは当たり前といえるでしょう。
緊張した状態では、コミュニケーション能力や人柄に関する印象などが変わってしまう可能性があります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、アイスブレイクを工夫するなど、緊張をほぐす工夫を心がけましょう。
注意点を踏まえてミスマッチのない採用を
ご紹介した注意点は、応募者の素質を正しく判断し入社後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。
こちらの記事でさらに詳しく注意点を解説しているので、ぜひ合わせてご利用ください。
▶︎中国人を採用する前に知っておくべき注意点について詳しく解説
まとめ
外国人の面接をおこなう際のポイントや注意点をまとめてご紹介しました。
直接コミュニケーションをとれる貴重な機会だからこそ、今回解説したポイントを後悔のない面接にお役立てください。
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One thought on “採用担当者必見!外国人採用時の面接ポイント、注意点を解説”
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