いつが最適?日本における外国人採用の時期とスケジュールについて

グローバル化が進み、外国人を雇用している企業が増加している中で、自社でも外国人の採用を始めようかとお悩みの企業も多いのではないでしょうか。

外国人採用活動を始める際、悩むことが多いのが外国人の採用時期です。
日本人と同じタイミングでよいのか、それとも外国人採用の決まった時期があるのか、など外国人の採用活動ならではの疑問を持っている方も多いでしょう。

今回は、外国人の採用活動を始める時期やタイミングについて詳しくご紹介します。
日本人の採用時期と異なる理由や外国人を採用する際の注意点についても合わせて解説します。

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一般的な外国人の採用活動をおこなう時期

外国人採用における時期は、新卒なのか中途なのかによって異なる場合も多いです。

外国人の採用活動をおこなう一般的な時期についてそれぞれご紹介します。

外国人採用の流れ

外国人の採用活動には大きく4つのステップが必要になります。

①募集をかける
②履歴書等の書類を確認する
③面接を実施する
④内定

外国人の採用活動におけるステップは、日本人の採用活動時とあまり変わりませんが、履歴書の他にも在留カードや就労資格証明書など確認する書類が多くなるため時間がかかるといった特徴があります。

詳しい外国人採用の流れについてはこちらの記事で解説しています。

採用確定後の手続きも合わせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▶︎【初めての外国人採用】雇用までの流れや必要な手続きと注意点

日本にいる外国人留学生を新卒採用する場合

すでに日本にいる外国人留学生を新卒採用する場合は、10月頃からスタートするのが一般的です。

在留資格の変更申請が就労開始前年の12月初日から受付開始されるので、10月から書類を確認し、11月頃に面接をおこない、12月頃に内定を出し、そのまま在留資格の変更申請をする企業が多いです。

その後、3月末に在留カードを受け取り、4月から就労開始というスケジュールになります。

海外在住の外国人を新卒採用する場合

海外在住の外国人を採用する場合も国内在住の外国人の方を採用する場合と、あまり変わらず、10月頃からスタートする企業が多いです。

しかし、国内在住の外国人の方とは異なり、在留資格認定書の申請や、就労ビザ申請など必要になる手順が増えるため、それを見越して速めに採用活動を始める企業も多い傾向にあります。

外国人を中途採用する場合

外国人を中途採用する場合は、9月~10月の上期、下期の切り替えのタイミングで募集する企業と、3月~4月の新年度に向けて切り替わる時期に募集をする企業が多いです。

中途採用の場合は、「何月に〜をする」などの明確的な流れはあまり決められていません。

ただし、選考からビザ変更完了まで、最大で半年程かかる場合があるため、時間がかかることを見据えて年2回の募集をかける企業が多いです。

通年採用を実施する企業も増えている

上述したように、ビザの変更に半年程の時間がかかってしまう、など外国人採用にはイレギュラーな出来事がつきものです。

下期の切り替えのタイミングや新年度に向けて切り替わる時期に人手不足といった状況に陥らないために、通年採用をおこなっている企業も珍しくありません。

ポジションが空いた時に欲しい外国人人材を採用できるように採用活動をおこなう、といったスタイルを取っている企業が多いです。

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外国人の採用時期が日本人の採用時期と異なる理由

外国人の採用時期が日本の採用時期と異なる理由についてご紹介します。

①大学の卒業時期が異なる

海外と日本の採用活動時期が異なるのは、大学の卒業時期が海外と日本で異なるという理由があります。

・韓国:2月
・アメリカ:6月
・中国:7月

日本では一般的に4月から就労開始とされていますが、海外では4月以降に卒業を迎える国も多いです。

そのため、多くの国が卒業シーズンを迎えた後の秋頃に、採用活動を始めるといった企業が多いです。

②就労ビザの変更手続きに時間がかかる

就労ビザの変更手続きに時間がかかってしまう点も、日本人の採用活動時期と異なってしまう理由の一つです。

新たに長期在住のビザを取得し、在留資格を取得するまでには平均1ヵ月~3ヵ月ほどの期間が必要とされています。

それに加えて、面接を複数回おこなう必要があるため、日本人の採用活動期と異なるケースもあります。
こちらの記事では、ビザ取得のための手順や種類について詳しくご紹介しています。

▶︎中国人が日本のビザを取得する方法!ビザの種類から手続きまで徹底解説

③就労ビザの申請は「内定後」におこなう必要がある

国内在住、海外在住に関わらず、外国人の方を採用する際には就労ビザの申請が必要になります。

就労ビザを取得してから、内定を出すという流れを想定している方も多いですが、就労ビザは内定後に取得する決まりになっています。

就労ビザの申請期間を考慮した上で内定を出す必要があるため、日本人の採用時期よりも早めの行動が重要になります。

④新卒一括採用制度は海外にはない

日本では4月の就労開始に向けて、多くの企業で新卒一括採用制度が取られていますが、海外の多くの国では、新卒一括採用制度がありません。

自分で気になる企業にアピールし、自ら職を得るといったスタイルが一般的です。

日本のように就職活動を一斉におこなわず、個人個人で動くことになるため、大学卒業後いつから働きたいかも各個人によって異なります。

卒業後一定期間を開けてから働き始めたいという方も多いので、日本人の採用活動とは時期が異なる傾向にあります。

外国人採用の注意点・ポイント

外国人を採用する際の注意点と押さえておきたいポイントをご紹介します。

日本人の採用よりも時間がかかる

外国人の採用は日本人の採用よりも手間や時間がかかるケースが多いです。

日本人の採用活動は「募集→面接→採用」と比較的シンプルですが、外国人の採用活動の場合は、「募集→面接→内定」の後に

①就労ビザの取得が可能か確認する
②内定後雇用契約書を作成する
③就労ビザの申請手続きを進める
④就労ビザの審査開始
⑤就労ビザの取得を確認後、雇用スタート という手順が必要になるため時間と共に労力が必要になることを理解しておきましょう。

就労ビザの手続きは会社側も準備が必要

外国人が日本で働くためには就労ビザの取得が必要になりますが、就労ビザの取得手続きについては外国人労働者だけでなく会社側も準備をしておくことが大切です。

就労ビザの手続きが上手く行かないと、予定している雇用開始時期がずれてしまうということもあり得るので、就労ビザについての正しい知識を持っておくようにしましょう。

海外から呼び寄せる場合は移住のフォローも大切

海外在住の外国人を日本に呼び寄せて雇用する場合は、日本で快適な暮らしができるようにするためのフォローも必要になります。

移住先の決定はもちろん、電気、ガス、水道、Wi-Fiなどの生活インフラを整える手続きが出来ない外国人も多いです。

不便に感じていることはないか、定期的に聞いて確認するようにしましょう。

会社側も受け入れる準備・心構えをしておく

外国人労働者は日本で働くための心構えをしてくると思いますが、外国人を雇用する会社側も受け入れる準備をしておくのが大切です。

今まで育ってきた環境や価値観が異なる外国人に対して、文化の違いを理解し歩み寄る姿勢を持ちながら働くことを社内全体で共有しておきましょう。

社内全体で共有しておくことで、外国人の方を含めた社内コミュニケーションを円滑に進めることができるでしょう。

こちらの記事では、中国人の方を採用する方法や知っておくべき注意点についてご紹介しています。

▶︎中国人を採用する前に知っておくべき注意点について詳しく解説

まとめ

新卒採用や中途採用、海外在住の外国人を採用するなど、場合によって採用時期は異なることも多いです。
日本と海外では文化が異なる為、日本の採用活動について馴染みがなく驚いてしまう外国人の方も多いでしょう。

外国人の方とコミュニケーションを取り、サポートしながら採用活動を進めるよう心がけてみてください。

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