中国語を活かして観光業に就職・転職する方法|仕事例と求人の探し方

語学力を活かせる仕事と聞いて、「観光業」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

日本を訪れる外国人観光客のうち、常に高い割合を誇っているのは中国からの観光客です。

そのため観光業において、中国語スキルは高い評価を受けやすいということがいえるでしょう。

そこで今回は、中国語を活かすことのできる観光業の具体的な職種についてご紹介します。

また、観光業で働く上で重要なスキルや求人を探す方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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観光業はコロナ禍でどうなったのか

コロナが蔓延した2020年以降、地域を越えた移動が制限される時期も多く、観光業は大きな打撃を受けました。

今後、観光業に携わる場合は、コロナ禍を受けて業界自体がどのように変化しているのかを知っておくことが重要です。

コロナの影響による観光業の変化や今後の展望について解説します。

国際的に観光客の数は減少した

コロナを受け、世界全体で観光客数は大幅に減少しました。

2020年の世界全体の観光客数は前年と比べて70%以上、訪日観光客数は80%以上減少し甚大な損害となりました。

しかし、ワクチンや隔離などの対応やwithコロナの考え方の普及によって観光客数の減少はストップし、復活の兆しが見えています。

サステナブルな観光が注目されるなど観光業への見方が変化しており、観光業は時代や情勢に合わせて変化をしながら復活していくと予想されます。

中国からの観光客は中国政府の動向次第

近年特に数を伸ばしていた中国からの観光客は、国外からの観光客数を取り戻す上で欠かせません。

中国からの観光客数は、中国政府のコロナに対応する政策の動向が大きく影響します。

2022年現在、中国政府は中国国民に対し、海外から帰国した後1週間ほどは隔離という対応策をとっています。

この政策によって中国人の海外渡航のハードルが上がり、日本への観光客も減少が続いている状態です。

そのため、コロナが収束に向かい、中国政府のコロナ対応が緩和されれば中国からの観光客数は回復すると予想されています。

「体験型」の観光が人気に

観光業界では世界的に「体験型」の観光地やアトラクションがトレンドになっています。

都市部に住む中流層や富裕層を中心に、景色を見るだけでなく大自然の中での生活を体験するアドベンチャーツーリズムが特に人気です。

体験型の観光は豊かな自然環境を持つ日本との相性が良いので、国内外からの観光客を呼び寄せるきっかけになり、観光業界の復活や発展に貢献することが期待されています。

「長期滞在」というキーワードが今後のカギ

従来の観光業は、土日を利用した1、2泊の観光客がほとんどでした。

しかし、コロナによるリモートワークの普及や働き方改革によって数日から数週間スパンでの「長期滞在」が増加しており、今後ますます増加していくと予想されています。

長期滞在によるリフレッシュや自然の中での生活ができる環境の需要が高まっているので、こうした需要に対応できると観光業の復活や発展が見込めるでしょう。

中国語を活かせる”観光業”とは

観光業において中国語を活かせる職種にはどのようなものがあるのかご紹介します。

【ホテル系】フロントスタッフ/コンシェルジュ

ホテルにおいて中国語を活かせる仕事にはフロントスタッフやコンシェルジュなどがあります。

フロントスタッフはレセプションでチェックイン/アウトなどの手続きをおこなったり、ホテル内の設備についての説明などをおこなったりする仕事です。

定型文が多い接客がメインですが、宿泊客からの要望や質問などに答えるといった臨機応変なコミュニケーションを求められる場面も多いでしょう。

コンシェルジュは宿泊客の要望に答える職種です。観光地の紹介や各種チケットの手配、レストランの予約など業務内容は多岐にわたる点に特徴があります。

語学力はもちろんのこと、相手のニーズを掴む力が求められる仕事といえるでしょう。

【空港/航空業界系】グランドスタッフ/CAなど

空港や航空業界における中国語を活かせる仕事には、グランドスタッフやキャビンアテンダント、空港内の案内サービスなどがあります。

「グランドスタッフ」は空港内において、搭乗手続きなどの接客をおこないます。

これらの仕事は”旅行ハンドリング業務”と呼ばれており、航空会社の子会社などがおこなっている仕事です。

「キャビンアテンダント」は実際に飛行機に搭乗し、機内で接客をおこないます。

非常に人気のある仕事ですが、外国人の利用も多いことから語学力が大きな強みになる職種であるともいえます。

基本的に航空会社の客室乗務職に就職することで、この業務にあたることが可能です。

「空港内の案内スタッフ」も、語学力が必要とされる職種のひとつです。

空港内のインフォメーションカウンターなどで勤務することが一般的で、訪日観光客や身体の不自由な人などに対し臨機応変なサポートが求められる仕事といえます。

【交通機関系】鉄道会社/観光タクシーなど

交通機関においても、語学スキルを活かすことが可能です。

鉄道会社やバス会社の職員は、目的地までの道順を伝えたり、周辺の観光地の紹介など、外国語を活かしたコミュニケーションが求められる場面が多くある仕事です。

旅行会社や地方自治体と協力してツアーやイベントを企画・開催する場面は少なくないため、観光業ならではのやりがいも感じやすい職種といえるでしょう。

また、観光に特化した「観光タクシー」のドライバーは、乗客の要望に応えて観光地や飲食店への移動を担うことになります。

語学スキルを活かしながらコミュニケーションをとり、乗客のニーズを適切に掴むことが求められる仕事といえます。

【旅行会社系】ツアーガイド/ツアーガイドなど

観光業と聞いて、ツアーガイドやツアーコンダクターといった旅行会社に関する職種をイメージする人も多いのではないでしょうか。

ツアーコンダクターは旅行日程の管理や調整をおこなう仕事です。

業務をおこなうにあたっては「旅程管理主任者資格」と呼ばれる資格が必要ですが、多くの企業では入社後に受験する機会が設けられています。

ツアーガイドは旅行客と共に観光名所を巡りながら、その歴史や特徴について伝える仕事です。

中国語スキルを活かすことで、中国人団体のツアーに同行し活躍することができるため、その需要は非常に高いといえます。

国家資格「観光案内士」の取得が必要

ツアーガイド職において、国内を日本語で案内する場合はとくに資格は必要ありませんが、海外からの旅行者を外国語で案内し報酬を得る場合は、通訳案内士という国家資格の取得と都道府県知事による登録が必要です。

合格率は例年10%前後と難易度は高いですが、その分この資格を取得することで大きなキャリアアップが期待できます。

また、資格保持者はフリーランスで活躍する人も多くいることも特徴といえます。

観光業に求められるスキル

観光業に共通して求められるスキルをご紹介します。

中国語・日本語ともにコミュニケーションスキルが重要

中国語・日本語いずれにおいてもコミュニケーションスキルが非常に重要であるといえます。

実際に旅行客とコミュニケーションをとることで、相手のニーズを適切に掴むことが求められます。

単に意思疎通を図るだけでなく、旅行客一人一人が何を期待しているのかを読み取る力が大切になってきます。

地名や歴史、名所といった専門的な言葉は必須と言えますが、一般的に見て中上級レベルの語学力が求められるといえるでしょう。

情報収集力や企画力も重視される

観光業では観光名所や人気のあるレストラン、開催中のイベントなど常に最新の情報を収集しておくことが求められます。

常に流行や話題のスポットを押さえておくことで、観光客のニーズに応えやすくなるといえるでしょう。

また、職種によってはツアー内容やイベントの企画力が求められる場合もあります。

最新の情報をインプットし、それをニーズに応える形で企画する力が重要なスキルとなります。

トラブルなどへの対応力も大切

観光客が抱えるさまざまなトラブルに対応するのも観光業の重要な仕事のひとつです。

臨機応変に対応を考え、必要に応じてさまざまなサービスを手配・予約するなど機転を利かせて行動する力が求められるといえるでしょう。

また、いかなる場合でも落ち着いて対応をとることで、トラブルに巻き込まれた観光客の動揺を和らげることも大切な仕事です。

中国語を活かせる観光業の仕事を見つけるポイント

中国語スキルを活かすことのできる観光業の仕事をみつけるために、押さえておきたいポイントについてご紹介します。

中国語に特化した求人サイトを活用する

中国語に特化した求人サイトを利用することで、簡単に仕事を探すことが可能です。

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詳しい仕事内容や必要な語学要件なども記載されているので、自分にぴったりの仕事を探しやすいといえるでしょう。

まずは一度、実際の求人情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。

資格を可視化して語学力を強みにする

資格を取得することで、自身の持つスキルを可視化することが可能です。

採用担当者も客観的にスキルを評価しやすいため、語学スキルを明確にアピールすることにつながります。

こちらの記事では中国語・日本語それぞれの語学資格について種類や特徴を詳しく解説しています。

資格ごとに重点的に測ることのできる技能も変わるため、自身の強みや希望業界のニーズに合わせて受験する資格を選ぶことがおすすめです。

人間力をアピールできるエピソードを話す

観光業で重視されるコミュニケーション能力や対応力、情報収集力などの人間力を、エピソードを交えてアピールすることも大切です。

実際の経験を伝えることで、採用担当者に自身の魅力をより強く印象付けることにつながります。

提出書類や面接においては、エピソードを交えた具体例を伝えることを意識することがおすすめです。

まとめ

観光業では、語学力を活かしたコミュニケーションをとることで大きく活躍することが可能です。

直接観光客と触れ合う機会も多いため、自身の貢献を相手の反応を通して実感しやすいため、高いやりがいにつながりやすい仕事であるといえるでしょう。

自分の強みや希望にあった職種を選び、観光業で語学力を活かしたキャリアプランの実現を目指してみてはいかがでしょうか。

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