外国人の新卒採用を成功させるには?面接のポイントや質問例を解説

近年はグローバル化が進み、日本で働く外国人労働者の数が増加しています。
コロナが収束に向かうにつれ、より多くの外国人が日本で活躍することが予想されます。

社内のグローバル化を進めたい、海外進出のきっかけにしたいなどの理由で、外国人従業員を採用したいと考えている採用担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外国人従業員を新卒で採用することで、外国語を話せる人材を獲得でき、多くのスキルや経験を積ませて優秀なビジネスパーソンに成長することが期待できます。

この記事では、外国人の新卒採用を成功させるためのポイントや面接での質問内容について詳しく解説しています。
外国人従業員を募集する際は、外国人に特化した求人サイトを利用することで効率よく採用活動を進めることができます。

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外国人を新卒採用するメリット

外国人を採用するメリットについて、新卒での採用に焦点を当ててご紹介します。

語学力のある人材を獲得できる

外国人の方は基本的に、母国語をはじめ日本語以外の言葉を話すスキルを持っています。
複数の言語を話すことができるなど語学力のある人を採用することで、外国人のお客様への対応や海外企業とのやりとりをスムーズにおこなうことができます。

また、外国人を採用することで海外の情勢や流行についてより詳しく知ることができるので海外進出のきっかけとなり、新たなビジネスチャンスをもたらしてくれる存在です。

教育する時間を与えることができる

新卒で採用する場合、基本的には教育や育成の時間が与えられます。
教育や育成に時間をかけることで、より会社に対応した優秀な人材として育てることができます。

また、年齢が若く時間的に余裕があるので、長期的なスパンでのキャリアを考えて経験を積ませるなど柔軟な使い方があるでしょう。

中途採用に比べてコストを抑えられる

新卒採用は一斉採用であり、給料は一律の額からスタートするので、中途採用に比べてコストを抑えることができます。
また、基本的には一斉に教育することになるので、1人1人を別個に教育するケースに比べて効率よく教育することが可能です。

外国人の新卒採用時で面接に際して注意すること

外国人の新卒採用における面接に関しての注意点やポイントをご紹介します。

評価基準や採用目的をあらかじめ明確にしておく

採用活動では、評価基準や採用目的をあらかじめ決めておくことが一般的です。
明確な評価基準や採用目的を定めずに採用活動をおこなうと、誰を採用するかの決定的な材料がなく、優秀な人を採用できたとしても入社後に持て余してしまう恐れがあります。

また、外国人採用の場合は日本人の採用とは採用目的が異なることが多いので、別途で評価基準を設けることでスムーズに採用活動をすることができます。

採用目的に従って面接での質問内容を決める

採用目的が決まったら、目的に合わせて質問の内容を決めます。
例えば外国語スキルを求めて採用する場合は、外国語に関する資格・検定や外国語圏での生活年数について質問することで外国語のレベルを知ることができます。

また、海外勤務経験のある人材を求める場合は、海外での業務経験や業績について具体的に質問するとよいでしょう。

バックグラウンドについて深掘りしすぎない

求職者がどんな人かを知るために、年齢や学歴、出身国などのバックグラウンドについて尋ねることは重要ですが、深掘りしすぎることはマナー違反です。
特に人種や宗教などの複雑でより内面的な項目について尋ねることは極力避けましょう。

また、バックグラウンドはあくまで人となりを知るためのものなので、採用不採用はバックグラウンドではなく業務経験やスキルなどで判断するとよいです。

面接の段階で労働条件についてすり合わせをおこなう

面接の段階で給料や労働時間など労働条件に関する項目のすり合わせをおこないましょう。
労働条件に関して曖昧な表現を避けて率直に伝えることで、業務開始後のトラブルを未然に回避することができます。

また、労働条件に関する求職者からの質問に明確に答えることで、求職者の会社に対する信頼を深めることにつながります。

就労ビザを所持しているか確認する

就労ビザを持っていない外国人を採用すると、違法就労助長罪で罰されてしまうので、就労ビザの所持は必ず確認してください。
特に外国人の新卒採用は、日本の大学に来ていた外国人留学生を採用するケースが多いです。

この際、留学用のビザから就労ビザへ切り替える必要があるので、面接時にビザの切り替えを促すとよいです。

面接での具体的な質問例

新卒採用時の面接での具体的な質問例をご紹介します。

日本で就職する理由について

日本で就職するという選択をした理由について質問することで、日本で働くことに対するモチベーションを聞くことができます。

また、日本で就職してキャリアを積んだら海外に転勤するなどのケースも考えられるので、どれくらいの年数働くつもりなのかの意志確認をしておくとよいです。

日本の印象について

日本の印象や日本での生活について質問することで、日本をどう思っているかだけでなく、新しい環境への適応力を見極めることができます。

また、第一印象と現在の印象とを比較してもらうと、求職者の物の見方や価値観が浮かび上がってくるでしょう。

学歴や経歴について

学歴や経歴は、日本人採用の場合と同様に聞いておきたい内容です。
日本に住んでいる年数から日本での生活に適応できているかをある程度見極めることができます。

また、海外での経験を持つ人を求めている場合は、海外での学生生活でやってきたことを聞くとよいでしょう。

志望動機や希望の職種について

日本人と同様に、志望動機や希望の職種に関する質問は必須です。
志望動機を聞くことで、自社で働く熱意や意志を知ることができます。

また、希望の職種や想定している展望を数年スパンで聞いておくことで、採用後の食い違いによるトラブルを避けることにつながります。

外国人を新卒採用をする上でのポイント

外国人を新卒採用する上でのポイントを解説します。

日本語資格や検定を利用する

外国語スキルを期待しての採用であったとしても、ある程度の日本語能力を求めたいケースが多いかと思います。
日本語の能力は、面接時に資格や検定を利用することで客観的に測定することができます。

また、入社後に外国人従業員の日本語の勉強を支援するという方法も効果的です。
日本語資格を獲得した人には賞与を与える、教材や検定の代金を会社が負担するなどの支援によって、外国人従業員の日本語スキル向上に結びつけることができます。

入社後のフォローもおこなう

就労ビザの確認など事前のフォローも大切ですが、働いてもらう上で入社後のフォローは特に重要です。
新卒採用の場合、一斉の研修や教育からスタートすることが多いですが、日本語能力の差によって日本人の新卒従業員に遅れを取ることがないように言語面で支援することが求められます。

また、コミュニケーション面のフォローもおこない、外国人従業員が働きやすい環境を作ることが重要です。

外国人に特化した求人サイトを利用する

一般的な求人サイトは日本人利用者が多いので、外国人従業員を募集することには向いていないことが多いです。
外国人従業員を募集する際は、外国人に特化した求人サイトを利用することで効率よく採用活動を進めることができます。

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まとめ

外国人従業員は既存の社員に対して新たな価値観をもたらしてくれ、海外進出など新しいビジネスへのきっかけになってくれる存在です。
新卒で採用することで、中途採用に比べてコストを抑えられるほか、より多くの時間をかけて育成することができます。

外国人の新卒採用では、日本で就職することを決めた理由や日本の印象について質問することで、働いてもらうイメージが湧きやすくなります。
外国人従業員を募集する際は、外国人に特化した求人サイトを利用することで効率よく採用活動を進めることができます。

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