日本で働きたい中国人におすすめの求人・仕事の探し方、現状を踏まえて解説

日本では「少子高齢化・労働人口不足」が大きな社会課題となった今、政府は外国人の雇用の拡大を本格的に推進してきました。

しかし、近年のコロナ禍によって就職・転職市場にも影響が出ており、外国人求職者にとって不安な状態が続いています。

そこで今回は、日本の外国人雇用の状況、そして中国人の方が日本で有利に就職・転職を進めるための方法について解説していきます。

中国語を使って働きたい人向けの求人サイトTENJeeでは中国語スキルを活かせる求人情報が豊富に掲載されています。幅広い業界・職種の中から、自身の希望に合う仕事を探してみましょう。

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日本における外国人雇用を取り巻く状況

日本の外国人雇用を取り巻く状況はここ数十年で変化し続けています。

日本国内の方針と新型コロナウイルスの影響という側面から、近年の外国人雇用の流れを読み解いていきます。

日本政府による推進政策

日本政府は外国人労働者の受け入れ拡大を目指して、これまで外国人雇用に関するさまざまな政策を導入してきました。

厚生労働省のデータによると、国内の全労働者に対する外国人労働者の割合は2008年時点で0.8%であったのに対し、2018年には2.2%と2倍以上の割合に増えています。

なかでも中国籍の就労者の人数は全体のおよそ3割を占めています。

(引用元:内閣府「企業の外国人雇用に関する分析−取組と課題について−」

2019年4月には新しく「特定技能制度」という在留資格制度が設けられ、外国人がより幅広い業種で就労できる体制を整えています。

グローバル化により外国籍人材の需要は高まっている

ここ数十年アジア圏経済が大きく成長し、中国をはじめとするアジア地域が大きなビジネス市場となりつつあります。

一方で、日本のGDPは20年以上も停滞を続けていることから、国内の市場も縮小する可能性が高いです。

(参照:内閣府 国民経済計算(GDP統計)

こうした流れから多くの企業が海外に自社ビジネスを展開し、さまざまな国の企業や人間と関わる機会が増えています。

海外でビジネスを推進するには、高い語学力はもちろん現地の文化や慣習、価値観への理解が必要とされます。

現地の言語や習慣を把握している人材は、現地の方とのコミュニケーションなどをスムーズにおこなうことができるため、その国の言語を話すことのできる人材の需要も高まっているといえるでしょう。

新型コロナウイルスが在留外国人数に影響

2019年末からの新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中の人の移動が制限されました。

その結果、日本でも在留外国人の数は8年ぶりに減少を記録しました。(2020年6月末時点)

(参照:内閣府 出入国在留管理庁 令和2年6月末現在における在留外国人数について

しかし、ここ数ヶ月でワクチンの接種状況が大きく進展し、世界的にも徐々に経済活動が再開され始めました。

依然として先行きは不透明なものの、今後は人の移動に対する制限も緩和されていくのではないかと考えられます。

中国語スキルを持つ人材の需要は高まっている

コロナ禍においてもグローバルな人材への需要が高まっている中で、特に中国はその市場の大きさ・人口の多さから、中国語スキルを持つ人材への需要は高まりをみせています。

中国語人材の需要が高まっている詳しい背景については▶️「中国語人材の需要は高い?今後中国語スキルが必要になる理由を解説」で説明しているので、ぜひご参照ください。

中国語で高度なコミュニケーションを取れることは、就職において大きな強みとなります。

自身の中国語スキルを活かせる仕事を探して、就職・転職を有利にすすめましょう。

中国人の方におすすめの仕事の探し方

コロナ禍においても、中国語人材を求めている企業は現在も多くあり、工夫して探すことで希望に沿った仕事を見つけることができます。

そこで、ここからは中国人向けの仕事の探し方を5つ紹介します。

大学の就職支援センターに相談する

日本の大学に留学中の学生であれば、学校の就職支援センターからサポートを受けるのがおすすめです。

大学の就職支援センターでは、日本で就職活動をしている外国人留学生に向けた就職支援プログラムや個別相談を行っていることが多いです。

留学生であれば早期からで就職支援センターに行き、周りより一足先に行動しておくと就活をスムーズに進められるでしょう。

ハローワークを利用する

ハローワークは厚生労働省によって運営されている公的機関で、主に転職先を探すために使われます。

ハローワークは各都道府県に複数設置されており、求人情報の閲覧や応募、職員との就職・転職相談などさまざまなサポートを受けることができます。

相談内容は求人の詳しい内容から履歴書の書き方、面接の練習など幅広く対応しています。

場所によっては外国人通訳がついている所もあるので事前に問い合わせをしておきましょう。

外国人雇用センターを利用する

外国人雇用サービスセンターは、高度外国人や外国人留学生の就職に特化した就業支援をおこなっている公的機関です。

求人情報の掲示に加え、就職ガイダンスの開催やインターンシッププログラムの提供、就職面接会の実施もおこなっています。

どうやって就職・転職活動を進めていいかわからないという方は、このような国の提供するサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

就職・転職エージェントに相談する

就職・転職エージェントでは、就職・転職活動に関する悩みをプロのコンサルタントが解決し、また実際の採用選考過程におけるサポートを手厚くおこなっています。

面談を通じて、担当員が相談者様のスキルや将来のビジョンにマッチした求人情報を提案してくれるため、まだやりたいことがはっきりしないという方にもおすすめのサービスです。

フェローシップでは、日本での就職・転職を目指す外国人の方に向けたサービスを展開しています。

幅広い求人情報が得られるだけでなく、就業が決まった後も継続的なサポートを受けることも可能です。中国国籍のスタッフが在籍しているので、母国語で相談したい中国人求職者の方にもおすすめです。

※日本で就職・転職を目指す外国人の方はこちら

中国人に特化した求人サイトを活用する

中国人や中国語ネイティブを対象にしている求人サイトを利用することで、語学力を活かせる仕事に焦点を当てて探すことができます。

利用する中国人向けの求人サイトは取扱案件数が多く、幅広い業界を扱っているものがおすすめです。

中国語求人サイトTENJeeは、中国語スキルを活かしてキャリアアップやさらなる自己成長につなげたいという方のための求人サイトです。さまざまな業界・職種・条件に絞って求人を検索できるため、より自身の希望に沿った仕事を見つけられるでしょう。

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中国人であることを活かした仕事探し

中国人が日本で就職・転職活動をするには、自分一人でやる以外にもさまざまな仕事の探し方があります。

「コロナの影響で外国人の就職が不利になるのでは」と不安になるかもしれませんが、むしろ中国人であることを活かして理想の仕事を見つけることは十分に可能です。

現在、日本でも高度な中国語人材を募集している求人は多くあります。

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