こんにちは、TENJee運営会社である株式会社フェローシップ代表取締役社長の小山剛生です。
いつもTENJeeをご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、本日は「在留中国人が日本でキャリアアップをする秘訣」についてお話ししたいと思っています。
次回は、日本で成功されている在留中国人の事例などをご紹介する予定です。
本日は、ベーシックな話をさせていただきます。
まず、在留外国人って日本で何人いるんでしょうか?
170万人います。
留学生や技能実習生、特定技能、技術・人文知識・国際業務VISA(以下、技人国VISA)などすべて在留資格の方が含まれていますが、今回は、技人国VISAの在留資格をお持ちの方に向けてお話しできたらと思っています。
現在、技人国VISAで在留されている中国人は10万人弱いらっしゃいます。
凄い数の方が日本でご活躍されています。
その方々はどのような業種、どのような職種で働いていらっしゃるのでしょうか?
下記のグラフを見てください。下記のグラフは在留外国人全員を対象としたデータです。
中国人に特化はしていませんが、技人国VISAの外国人の1/3を中国人がしめていますので、参考にはなると思います。

業種であれば、製造業、情報通信業、卸売小売業が多いです。職種ですと、情報処理・通信技術職、翻訳・通訳職、技術開発職、海外取引業務職となります。製造業やIT業の技術者、様々な業種での翻訳・通訳者、メーカーや商社での貿易事務や海外営業などで働いている方が多いのです。そのような業種、職種の需要が多く、このような業種もしくは職種でキャリアアップを狙っていくことが王道といえます。
私小山の個人的予測では、下記の業種職種のニーズが増え、在留中国人にとってのキャリアアップの機会が増えるのではと考えております。
在日日本企業で考えるなら、
・IT業界での技術職
・WEBエンターテイメント業界でのクリエイター職
・ゲーム業界での中国向けローカライズ職
・FMCG業界での中国向け営業職、越境ECなどのマーケティ
ング職
・自動車や半導体、エネルギー業界での中国向け営業職
・医療製薬介護業界での中国向け営業企画職
・各種メーカーの中国製造工場での生産管理職
・小売卸業界での越境ECなどのマーケティング職
・小売業界やブランドショップなどでの販売職(コロナ後)
などです。
日本に進出してきている中華系企業で考えるなら、
・IT通信業界での技術職
・各業界での日本国内向けの営業職
・中国本社とのやりとりをするバックオフィス業務、商品開発
職
・日本進出時の各種コンサルタント職
などです。
キャリアを考える際、今後の社会のニーズを察知し、どの業界どの職種でご自身のキャリアを積んでいくのか、非常に重要なポイントです。
ぜひ、ネットニュースやビジネス雑誌、そういったことに詳しい人、優秀な人材エージェントと相談することをおすすめします。
(優秀じゃない人材エージェントはだめですよ。皆さまのキャリアのことなど考えずに転職先を紹介するだけなので。)
一方で、業種職種にかかわりなく、キャリアアップを考える際、どのようなポジショニングを狙うのか、、でも動き方が変わってきます。
下記の図を参考にしてください。

ほぼほぼ全員が左下のスタッフ・オペレーターからスタートします。
そのポジショニングが居心地よく適性を感じられる方はそのままそこでのキャリアを積むことをお勧めします。ただしどうしても報酬は低く、裁量も少なく、システム化などによって代替化される可能性も高いです。
いや、キャリアアップを目指すのだ、、ということであれば、右下のスペシャリストなのか?左上のマネジャーなのか?はたまたその先にある右上のビジネスリーダーなのか?どこを目指すのか、をご自身で決めなければなりません。その際、大事にしていただきたいのは、やる気と適性です。スペシャリストは個人で創造変革につながる成果を出す人。マネジャーは人を動かして成果を出し現場を運用する人。ビジネスリーダーは人を動かして創造変革をもたらす人です。
在留中国人にとって日本は異国です。人を動かして成果を出す上段のマネジャーとビジネスリーダー、さらにいえば変革創造をもたらすビジネスリーダーは難易度が高い目標と思います。言葉の問題もありますが生まれ育った異文化の日本人を動かすのは、難しいですよね。ご自身でどこまで目指すのか、経験や性格面でどのポジショニングに適性があるのか、ぜひ考えてみていただきたいと思っています。
さぁ、ここまでは一般論ですが、ここから少し私小山の持論となります(笑)。
「在留中国人が日本でキャリアアップをする秘訣」、、2つだと思っています。
1つ目は、ずばり「転職をしない」ことです。
あれ?転職支援のTENJeeをしている会社の代表が言うのもおかしいのかもしれませんが、、。先ほどの図をベースでお話しするなら、キャリアアップは、スタッフ・オペレーターからマネジャー、もしくはスペシャリスト、もしくはビジネスリーダーへと自身のポジショニングをあげることです。中国では多く方は、キャリアステップを転職することで実現されています。しかし、日本企業の多くは、過去の評価や成長履歴を見て、その人の能力を判断し、キャリアステップとなる要職を任せます。転職してきたばかりの人を任せることは少ないのです。社内の中で、成果を出し、評価を勝ち取り、要職を経験していく、同じ企業の中でキャリアアップをできる限りしていくことが、一番早道なのです。
しかし、そういったチャンスを与えてくれない会社もたくさんあります。そういった場合は、とっとと転職しましょう。長居する必要なしです。
2つ目は、「ご縁を大切にする」ことです。
ここまで話してきたことと矛盾すると思われるかもしれませんが、多くの成功者は最初からキャリアゴールを描けていたわけではありません。成功しているわけではありませんが、私小山もそうです。新卒で入社した株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)でたまたま人事配属となりました。人事がやりたかったわけではありません。経営に近い仕事をしたかっただけです。そして34歳の時に株式会社フェローシップを設立しました。リクルートに入社していなければ、人事配属でなければ今はなかったはずです。日本企業は職種変更の異動もありえます。特に若い時代はえり好みせずに何でもやってみるといいと思います。そうすることで、適性がわかったりするものです。世の中の多くの成功者は、えり好みせずに何でもトライし、その中で吸収し、自身のキャリアゴールを徐々に作っていった方が多いのです。ただし共通していることが一つあります。一生懸命に全力でやることです。
少し長くなりましたが、本日のコラムはここで終わりです。
最後に、中国、中国語のキーワードにお仕事をお探しの皆さま、中国語人材を採用されたいと思われている企業の皆さま、就職活動や採用活動のお役に立てたなら幸いです。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!
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