中国語のスキルを活かして就職したい場合、商社は海外との取引も多いことから志望する人も多いのではないでしょうか。
商社は日本の企業の中でとても高い人気を誇っており難易度も高いです。
今回は商社の仕事内容や種類や商社に就職するポイント、求められる中国語の語学力などを解説します。
また、中国語を活かして商社に転職を考えている際は、「TENJee」を利用してみてはいかがでしょうか。
中国語スキルを活かせる様々な業種の求人を掲載している求人サイトです。中国語を話せる日本人の方だけでなく、日本国内で仕事を探している中国人の方もぜひご活用ください。
商社の仕事内容と商社の種類
商社の仕事は多岐に渡るため、なかなかイメージするのは難しいと思います。
商社の大きな仕事内容と商社の種類を紹介します。
商社の仕事内容
商社は業界にもよりますが、大きく2つの業務があります。
トレード
一般的に商社というと、トレードの機能のイメージがあると思います。
トレードとは、モノがある場所からモノがない場所へ商流を確保する業務です。
イメージは卸売業に近い業務です。
商社のトレードは戦後の高度経済成長時、世界中から各種資源を日本に輸入し、メーカーなどが製造した工業製品を今度は輸出していくことで外貨を稼ぐことに大きく貢献しました。
事業投資
グローバル化によってメーカーが商社に頼らなくても各自で各種資源を調達できるようになってから取り組んだのが事業投資です。
事業投資はトレードビジネスで培った業界の知見やネットワークを活かして、国内外の企業に資金や人を出資して経営に関わり、企業の成長を通じて収益を上げるビジネスです。
商社の種類
商社には大きく「専門商社」と「総合商社」の2種類があります。
それぞれでメインとする業務が異なります。
専門商社
専門商社は特定の商材を取引する商社のことを指します。
専門商社ではトレードがメイン業務となります。
トレード業務では商品の輸入輸出に関わるので、海外顧客とのやりとりの仲介役として語学を発揮することができます。
総合商社
総合商社とは幅広い種類の商材を取り扱う商社のことを指し、トレードに加えて事業投資にも積極的に取り組んでいます。
事業投資では新規・既存案件に関わらず現地の人とコミュニケーションをとってリーダーシップを発揮することが求められます。
商社に就職するのに求められるもの
人気の高い商社ですが、商社に就職するために求められるものを紹介します。
語学力
商社が活躍するフィールドはより世界に広がっており、現地で活動することも多いです。
専門商社・総合商社を問わずに海外企業や従業員とやり取りをする場面は多く、語学力が必要になる可能性が高いので、語学力があることはアピールしてきましょう。
また実際の業務においてはより実践的な語学力があると活躍できる幅が広がるでしょう。
中国語力
中国語の経済成長に伴い、中国語力は今後ますます需要が高まっていくスキルであるといえます。
また、商社の社内で英語が話せる人は増加傾向にあります。
そこで、語学力をアピールするのであれば中国語をはじめとする他の言語も話せると大きなアピールになるでしょう。
英語力
商社で働く上では英語を話せることはアピールになります。
実際に中国語を使うグローバルなシーンでは英語も使う可能性が高いです。
中国語を利用する部署や現場で英語が必ずしも使われるわけではありませんが、キャリアの幅を広げる点においてもあると良いでしょう。
専門商社と総合商社で求められる語学力
新卒や第二新卒において、総合商社と専門商社では求められる語学力が異なります。
専門商社は入社後すぐに最前線で語学を使うこともありますが、総合商社は比較的じっくりと育てられた後に最前線で活躍します。
そのため、どちらの商社に就職するかを想定して語学力を高めていく良いでしょう。
実務経験
商社に転職を希望する場合は商社の業務に近い実務経験があると即戦力としてアピールできるでしょう。
コミュニケーション能力
商社で働く人の多くは営業として現場で活躍します。
他の業界と比べて商社は特定の商材を持たないので、それぞれの人材が商品として先方と交渉する必要があり、そのためにコミュニケーションスキルが必要となります。
また、コミュニケーションスキルの他にもリーダーシップなどが求められます。
新卒採用の場合は資質をアピールできる体験を、転職の場合は実務経験の中でコミュニケーション能力やリーダーシップを発揮した経験を話すと良いでしょう。
異文化への理解
商社で営業を希望しているのであれば、異文化の中で仕事や生活をする可能性が高いです。
異文化への興味やこれまでの海外経験を伝えることができると良いでしょう。
商社に受かるために必要な中国語力
一般的な中国語の試験と、商社に受かるために必要な中国語力を紹介します。
中国語の試験
日本国内で取得できる中国語の試験は大きく7つありますが、ここでは中でも特に有名な2つを取り上げます。
中国語の試験について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶︎就職や転職で役立つ!日本で取得できる中国語の資格7種類を徹底解説
おすすめの中国語の試験
おすすめの中国語の試験は「中国語検定」と「HSK」です。それぞれと違いについて説明します。
中国語検定
中国語検定は7つの中国語の資格の中で取り組みやすい資格と言われています。
一般的に3級以上で中国語を使った仕事ができるといわれていますが、商社では2級以上、高度な業務に携わりたい場合はそれ以上あると良いでしょう。
将来中国語を使って仕事をしたいと考えている人は、中国語検定の取得を目標に取り組むと良いでしょう。
HSK
HSKとは中国政府公認資格で、中国国内を含め118ヵ国で実施される世界中で通用する資格試験として知られています。
評価測定基準は英語圏のTOEFLに相当します。
HSKは4級以上で日常会話可能、5級以上でビジネスでも利用できると言われています。
中国語検定とHSKの違い
中国語検定とHSKの大きな違いは、中国語が日本語と中国語の翻訳問題があるのに対してHSKは翻訳問題がないことです。
また、中国語は日本の資格であるのに対して、HSKは世界共通の資格なので中国現地などの最前線で中国語を使って働きたいと考えている人はHSKを目標に取り組むと良いでしょう。
商社に就職するために中国語力は必要なのか
中国語人材は今後より需要が高まっていく人材という点に加えて、英語以外の語学ができる点は他の志望者との差別化を図ることができます。
キャリアプランに沿った中国語や英語など資格の取得を目指すと良いでしょう。
また、仕事で使うなら資格の取得に加えて実践的な中国語を取得するためにとにかく使ってみる場を増やしてみることが大切です。
オンライン講座や実際に現地に行ってみることで異文化交流にもなるのでぜひ挑戦してみてください。
商社の求人の探し方
商社の求人の探し方は大きく3つあります。
直接応募
希望の商社の業界などがある程度決まっている場合は、企業の直接募集を調べてみると良いでしょう。
中途採用であれば募集中のポストが掲載されてます。
求人サイト
企業それぞれの採用を調べていくと希望のポストが募集されていないこともあります。
求人サイトでは条件を絞って募集中の求人を検索できるため手間が省けます。
就職・転職エージェントを利用する
就職・転職エージェントの強みは求人サイトには掲載されていないような、非公開求人があることです。
特に商社で中国語を活かした仕事と条件が絞り込まれている場合は求人サイトに掲載せずに、エージェントを通して募集を行う可能性があります。
希望の条件を満たす求人と出会える可能性もあるので、就職・転職エージェントに登録すると良いでしょう。
中でも「TENJee」は案件数No.1企業として在日中国人から圧倒的な認知度を誇っており、多くの中国語人材の求人を扱っています。
中国語を活かして商社などで働きたい人はぜひ「TENJee」を利用してください。
One thought on “中国語を活かして商社に就職するポイント、商社の仕事や必要なスキルも解説”