日本で仕事をお探しの外国人の方の中には、地方での就職・転職を考えている方もいらっしゃるかと思います。
そのような方々におすすめしたいのは、販売業です。
販売業は求人数が多いため、勤務地や福利厚生など自分の希望に沿った求人を見つけられる可能性が高いです。
また、特別な資格などが必要ないため未経験者でも目指しやすい業種であることも魅力の一つです。
今回は、販売業の主な仕事内容や職場、販売業の地方スタッフになるメリット・デメリット、外国人の方が販売業の地方スタッフになるにはどうすればよいのかについて解説します。
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販売業(販売スタッフ)の仕事内容
販売業(販売スタッフ)とは、お客様に対面で商品を販売するお仕事です。
販売業(販売スタッフ)の仕事内容についてご紹介します。
接客販売
接客販売とは、お客様の要望を聞いて、お店に置いてある商品の中から適切な商品をお客様におすすめし、販売までつなげることです。
実演販売
実演販売とは、スーパーなどの店頭で商品の使い方の説明や実演をして販売を行うことです。
訪問販売
訪問販売は、カタログや商品の実物を持参した販売員が、お客様の会社や自宅に訪問して販売を行うことです。
移動販売
移動販売とは特定の店舗を持たず、販売車に商品を積んで移動しながら行う販売のことです。
移動販売を行う具体的な場所としては、イベント会場や駅前などの人が集まる場所、もしくは近所にお店がない地域や、身体的に買い物時の移動負担が大きい高齢者の多い地域などです。
レジ
レジの仕事内容は主に会計と商品の梱包です。
近年は電子マネーやクレジットカードによるキャッシュレス決済が主流になってきているので、会計の際には決済方法ごとに個別の対応を行う必要があります。
商品管理
商品管理の仕事内容は入荷した商品の検品や品出し、在庫管理、店頭に並べてある商品や バックヤードに保管している商品の整理です。
また、働いているお店によっては商品の発注業務を任されるケースもあります。
ディスプレイ
ディスプレイの仕事内容は、店頭に置く商品の配置決めです。
人気の商品やこれから売り出したい商品をお客様の目に入りやすい場所に陳列したり、マネキンに着せたりして商品の売上を伸ばすための工夫をします。
清掃
開店前、閉店後や手の空いた時間で店内やお店の前、バックヤードの掃除を行います。
販売業(販売スタッフ)の主な職場
一口に販売業(販売スタッフ)といっても、多種多様な職場があります。
この項目では、販売業(販売スタッフ)の主な職場をご紹介します。
小売店
小売店は、消費者に対して商品を販売するお店のことです。
具体的には、スーパーやデパート、ショッピングモールやアウトレットモール、空港、コンビニエンスストア、家電量販店、百貨店、ドラッグストア、個人商店などが小売店に該当します。
卸売店
卸売店は、メーカーから仕入れた商品を小売店に対して販売するお店のことです。
取り扱う商材は食品や飲料、日用品、資材など様々で、特定のメーカーやジャンルの商品のみを取り扱っているお店もあれば、幅広くあらゆる商品を取り扱っている大規模なお店もあります。
販売業の地方スタッフとして働くメリット
販売業は全国的に求人数が多いので、地方での就職・転職にも向いている業種です。
この項目では、販売業の地方スタッフとして働くメリットをご紹介します。
通勤のストレスが軽減される
都会での通勤の場合、毎朝満員電車、そして立ちっぱなしが基本です。
職場に向かうだけで心身ともに疲れてしまうという方も多いのではないでしょうか。
一方地方での通勤の場合は都会より元々の人口が少なく、車で通勤する方も多いため、都会の満員電車のようなすし詰め状態を経験することはまずありません。
そのため、通勤時に感じるストレスは都会と比べると大幅に軽減されるといえるでしょう。
都会と比べて生活にかかるお金が安い
地方は都会に比べて生活にかかるお金が安くすむ傾向にあります。
最も金額の差が顕著なのは家賃です。
都会ではワンルームのアパートの家賃が、最低でも毎月7〜8万円程かかるのに対して、地方では毎月4〜5万円程でワンルームのアパートを借りることができます。
また、地方は都会と比べると土地そのものの値段が安いため、マイホームを購入しやすいという魅力もあります。
販売業の地方スタッフとして働くデメリット
販売業の地方スタッフとして働くことには良い面もありますが、悪い面もあります。
この項目では、販売業の地方スタッフとして働くデメリットをご紹介します。
収入が低くなる可能性がある
地方は都会と比べて生活にかかるお金が少ないため、都会よりも平均年収が低いです。
就く仕事や雇用形態、役職の有無にもよりますが、収入が低くなる可能性があるということは念頭に置いておいたほうがよいでしょう。
都会と比べると利便性に劣る
地方は都会と比べてお店や娯楽施設が少なく、あったとしても気軽に向かえる距離にない場合が多いです。
中には、公共交通機関の本数が少ない、そもそも通っていないという理由で、目的地までは車移動が必須になることもあります。
外国人の方が販売業の地方スタッフになるには?
外国人の方が販売業の地方スタッフになるには、いったいどうすればよいのでしょうか。
外国人の方が販売業の地方スタッフの仕事を探すための方法をご紹介します。
知り合いに仕事を紹介してもらう
外国人の方が販売業の地方スタッフになるには、知り合いに仕事を紹介してもらうというのも一つの手段です。
地方は都会と比べて人と人の縁を重んじる傾向にあります。
そのため、地方で販売業に就いている、もしくは経営している知り合いがいるのであれば、仕事を紹介してもらえないかどうか聞いてみるとよいでしょう。
外国人の方にとって、異国の地である日本で一から仕事を探すのはそう簡単なことではありません。
また、見ず知らずの赤の他人と一緒に働くよりも、素性の知れている方と働く方が安心できると感じる方は多いので、知り合いの方にとっても悪い話ではないでしょう。
ハローワークを利用する
ハローワークとは、厚生労働省が運営している行政機関の1つで、正式名称は「公共職業安定所」といいます。
ハローワークは全国にあり、求人情報の閲覧、応募、面接練習や履歴書の書き方の相談など、日本での就職・転職に関する様々なサポートを受けることができます。
「日本人で転職を考えている方が使う機関」というイメージをもっている方もいらっしゃると思いますが、実は外国人の方も利用することができる機関です。
ハローワークの強みは地域に密着した求人を紹介してくれるところなので、販売業の地方スタッフとして働きたい方におすすめです。
また、ハローワークには英語やスペイン語、ポルトガル語などを話すことができる通訳が在籍していることがあるので、日本語に自信がない方は活用してみると良いでしょう。
海外人材向けの求人に特化した求人サイトを利用する
求人サイトの中には、海外人材向けの求人情報の掲載に特化したものが存在し、都会だけでなく地方の求人情報も充実しているサイトがあります。
求人サイトの良いところは、インターネット環境さえあればいつでもどこでも仕事探しができるところです。
今はまだ日本にいない、働きたいと考えている地方に住んでいないという方でも気軽に求人情報を閲覧することができるので、活用してみると良いでしょう。


販売業の地方スタッフを目指す外国人の方は日本語資格取得がおすすめ
販売業の地方スタッフになるには特別な資格は必要ありませんが、日本で販売業に従事する上で、日本語力は欠かせません。
この記事を読んでいる外国人の方の中には、日本語資格は持っていないけれど不自由なく日本語の日常会話はできるという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、求人によっては日本語資格のレベルを応募条件に記載しているお店もあります。
具体的に日本語資格のレベルやスコアを保持していると自身の日本語スキルの証明にもなるので、販売スタッフとして働きたい外国人の方は日本語資格を取得しておくと良いでしょう。
日本語資格については以下の記事にて、日本での就職・転職に役立つ4つの日本語資格の特徴やレベルについて詳しく解説しています。
興味のある方は併せてご確認ください。
まとめ
今回は、販売業の主な仕事内容や職場、販売業の地方スタッフになるメリット・デメリット、外国人の方が販売業の地方スタッフになるにはどうすればよいのかについて解説しました。
販売業の地方スタッフを目指している外国人の方で、中国語スキルをお持ちの方は是非「TENJee」をご利用ください。
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