【必見】日本語のリスニング力を効率的に高める練習方法とポイント

日本語を学習する中で、リスニング力の向上に力を入れている方も多いのではないでしょうか。

リスニング力を身に付けることで、日本語でのコミュニケーションをより円滑に進められるようになります。

日本で働く上でも大きなステップアップが期待できるといえるでしょう。

そこで今回は、日本語のリスニングを練習する上でのポイントを解説します。

なかなか上達しない誤った練習方法の特徴や、ワンランク上のリスニング練習方法についても合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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日本語のリスニング練習のポイント

日本語のリスニング練習をより効果的にするポイントを6つご紹介します。

「音」と「意味」それぞれに分けて意識する

日本語を聞き取る際に「音」と「意味」を意識することが大切です。

当たり前のことのように聞こえますが、これは「聞いた内容を翻訳することに一生懸命になってはいけない」ということを指しています。

具体的には、はじめに「意味を理解すること」に集中し、その後に「日本語の音を聞き取る音を聞き取ること」に意識を向けてみてください。

「意味を理解」とは、音声を聞いて瞬時に意味をイメージすることです。

注意が必要なのは、”自分の母国語に翻訳するわけではない”ということです。

「本(ほん)」と聞いて英語母語の方が「book」、中国語母語の方であれば「书」と瞬時に翻訳するのではなく、本そのものの概念、画像イメージのようなものを頭に浮かべてください。

また「音を理解」する際は、意味ではなく聞こえてきた音の綴り、文字をイメージすることに専念します。

このように、「意味」と「音」を分けて繰り返しリスニングすることで、次第に日本語を日本語のまま理解できるようになります。

日本語を聞き、母国語での翻訳を考えた上でその単語の意味を理解するのではなく、聞き取った内容をそのまま日本語として理解できるため、より日本語スキルが高まりやすいです。

会話の「背景」や「場面」を意識する

日本語を学習する中で、敬語表現や周りくどい曖昧な表現に苦戦している方も多いのではないでしょうか。

日本語ネイティブの場合、その場の状況や相手との関係性に応じて表現を無意識に使い分けていますが、日本語学習者の方は判別方法を一から学ぶ必要があります。

そんな日本語の複雑な使い分けを学ぶ上では、リスニングする際に会話の背景や場面を意識することがおすすめです。

例えば、文字として「〜な時にはこの表現を使う」と覚えていくのは煩雑ですが、音声を聞きながら頭の中で場面をイメージすることで覚えやすくなります。

定義として丸暗記するのではなく、イメージとしてインプットすることでより効率的に表現の使い分けを理解できるでしょう。

「聴覚」と「視覚」を使い分ける

言語を学ぶ際には、五感の中でも「聴覚」と「視覚」が重要な役割を果たしています。

「聴くこと」と「見ること」を分けておこなうことで、より深く理解することができます。

スクリプトや単語帳を見ながらリスニングを繰り返している方は要注意です。

「聴きながら見る」のではなく『聴く→考える→見て確かめる』の順に分けて取り組むことが重要です。

ぜひ「自分の頭で考えてから確かめる」という流れを意識して取り組んでみてください。

文法や語彙のレベルに合わせてリスニングを練習する

当然のことながら、知らない文法や単語を聞いていても、理解することはできません。

リスニング教材は、必ず自分の文法と語彙のレベルにあったものを使うことが大切です。

「音を聞き取る」「意味をイメージする」という2つを自分の頭で考え、その後答えを確かめることで日本語スキルは向上します。

そのため、理解できない難易度の音声を聞き流しているだけでは意味がありません。

焦らず、自分の学習の進捗に合わせたリスニング教材を試してみてください。

「音読」がリスニング力アップの秘訣

リスニング力を向上させる有効な方法として「音読」があります。

話す力と聞く力は別なのでは、と疑問に思われた方もいるかもしれません。

「音読」とは、”内容の理解力”を向上させる上で重要な練習方法です。

実際に自分で声に出すことで、母国語と日本語の違いというものが明確に見えてきます。

わかっているつもりの発音であっても実際に声に出してみるとなかなか難しい部分も多いのではないでしょうか。

ここで難しいと感じる部分が、日本語学習における注意点であるといえます。

また、音読をする上で注意しておきたいのが「発音と同時に意味を理解すること」です。

ただ読むはなく、読みながら同時意味のイメージを頭に浮かべることが大切です。

これは”日本語を日本語のまま理解する”というリスニングでも求められるスキルの向上に役立ちます。

母国語への翻訳を経由せず、日本語から直接意味のイメージを浮かべられるよう意識しましょう。

最低でも1ヶ月は続けることが最重要

何事も、継続しなければ結果につながりません。

外国語の学習は、1日や2日で完成するものではなくそれなりの時間を要します。

そのため、最も重要なポイントは「継続する」ということです。

今回ご紹介したポイントをまずは1ヶ月続けてみてください。

すぐには効果が出ずとも、1ヶ月経てば必ず大きく成長することができるでしょう。

日本語学習全体のコツ

リスニングに限らず、日本語学習全体に通ずるコツをこちらの記事でご紹介しています。

特に中国語を母語とする方が日本を学ぶ上でおすすめのポイントをご紹介しているので、ぜひ学習のヒントにしてください。

▶︎中国人の方向け!日本語のおすすめの勉強方法と上達するためのポイント

上達しにくいリスニング練習の特徴

なかなか上達につながらない間違った練習方法の特徴を解説します。

リスニング学習に取り組む際は、ぜひ以下のポイントに注意してください。

BGMとしてただ聞き流している

BGMのようにただ闇雲に音源を聞き流していても、リスニングの向上にはつながりません。

”聞くだけで日本語力が向上する”と謳われている商品も、「きちんと聞く」ことを前提としています。

聞き取りに意識を向けなければ、決して日本語力は高まらないでしょう。

使っている音源が自分のレベルに合っていない

音源選びも重要なポイントです。

難しすぎたり簡単すぎたりする音源を利用していても、リスニング力は向上しません。

文法表現や使われる語彙などを元に、自分のレベルに合わせたリスニング音源を探してみてください。

【中上級者向け】ワンランク上の日本語練習法

一定レベルの日本語能力を身につけた中上級レベルの学習者の方向けに、”ワンランク上の日本語練習法”をご紹介します。

ある程度の日本語コミュニケーションを身につけた方は、ぜひここでご紹介する方法を試してみてください。

ドラマや映画を活用する

ドラマや映画、アニメなど日本語の音声が含まれるコンテンツの活用は、中上級者の方ならではの勉強法です。

エンターテインメントコンテンツであるため、楽しみながら学習を進められる点が最大の魅力です。

また、教科書と比べてより日常会話に近い音声を聞くことができ、スラングなども知ることができます。

豊富なコンテンツがあるため、年代や職業など幅広い会話シーンのリスニングをすることができます。

より実践に備えた練習につながるといえるでしょう。

字幕を活用することで、文字としても確認することができる点もおすすめです。

日本語ネイティブとの会話の機会を作る

日本語ネイティブと実際に会話することも中上級者ならではの学習方法です。

日本で生活をされている方の場合、積極的に日本語でのコミュニケーションに挑戦してみてください。

また、インターネットが発達したことにより世界中どこにいても電話やビデオ通話が可能になりました。

日本語学習者を支援しているボランティアや、通話が可能なSNSも増えており、日本にいなくとも日本語ネイティブとコミュニーションを図ることができます。

勇気を振り絞ってぜひチャレンジしてみてください。

日本語を活かせる職場で働く

日本語の実践の場として、日本語を活かせる職場で働くこともおすすめです。

日本には、外国人観光客への接客などで外国人の方を積極的に採用している企業が多くあります。

初級レベルでも問題なく働ける職場もあるので、母国語という語学力を強みに働いてみてはいかがでしょうか。

日本語レベル別に求人をチェック

中国語スキルを活かせる仕事専門の求人サイトであるTENJeeでは、日本語レベル別に仕事を探すことができます。

幅広い業界・職種の仕事情報を取り扱っているので、希望にあった仕事を探しやすいです。

中国語という語学力は、日本でも高く評価されているため活躍の場は豊富にあります。

まずは一度、実際の求人情報をチェックしてみてください。

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まとめ

日本語学習者の方におすすめのリスニング練習のポイントをご紹介しました。

継続することで効果を実感できるので、ぜひ試してみてください。

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