「あ、それ次いでだからやっておくよ!」
そんな、日本では当たり前のように聞かれるコミュニケーションですが、
中国人にとっては、まったく理解しがたい考え方なんです。
こんにちは、社会人2年目ライターのFutamuraです。
私が働いている会社では、複数の中国人が働いています。
私自身、中国ではないですが留学経験もあり、海外の文化に触れたこともあったので、
あまり気にならないほうでしたが、
実際に働いてみると、日本人と中国人の仕事に対する考え方、価値観は全くと言っていいほど異なります。
これを知っているだけで、「あ、これが中国では当たり前なのか!」
と納得できることもあると思うので、私が経験したこと、実際にうちの社員にインタビューしたことをいくつかまとめてみます。ぜひ参考にしてくださいね。
◆まず、大事にするのはズバリ「合理性」
一般的な中国人の考え方として「合理性」を大事にする方が多くいますが、それはビジネスの場でも同じようです。
中国のビジネスマンは徹底した「成果主義」が当たり前のようで、与えられた仕事を決まった時間で終わらすというのが中国人の一般的な仕事の考え方です。
それに伴い、決められた時間以外の時間に働いたり、与えられた仕事以外のことを気にしながら仕事するというのは、中国人にとっては損なことと感じる方も多いようです。
私が実際に社員から聞いた話では「日本では同じ部署や同じチームの人から仕事のヘルプをお願いされたら、見返りがなくても引き受けるのが普通ですが、中国人の考え方は少し違うかもしれません。たとえば、誰かから仕事のヘルプをお願いされて引き受けたら、中国では相手に<貸し>をひとつ作ったということ。お願いしたほうは<借り>をひとつ作ったことになり、借りっぱなしはダメなんです。必ずいつか返さないといけなくって。そのあたりは、日本人よりとてもシビアかもしれない」との事でした。
冒頭でも触れましたが、この徹底した成果主義。
日本だとここまで徹底してしまうと、空気が悪くなることもあると思いますが、
この考え方自体は、見習うべきものだと私は感じています。
◆キャリアの考え方も実にシンプル
たとえば日本でキャリアアップを目指す場合は、まずこの仕事で成果を出し、その次はまたこの仕事で成果を出し……。給料が変わらなくてもキャリアアップのためには黙々と仕事をこなしていくのが当たり前だと思います。
でもそのスタイル、中国人には少しわかりにくいところがあるとのことでした。
というのも、中国人はお金にシビアな人が多く、キャリアの発展途中で退職することなく長く勤務して欲しい、と中国人社員に対して思うならば、先にお金の話をしっかりと話しておくほうがベターかもしれません。
たとえば「あなたには●年後に●●のポジションに到達するまで、頑張って欲しい。それを見込んで今年のボーナスには少し多めにしていますよ。期待料も含めてますよ」という感じでしょうか。ちゃんとお金の面に配慮していますよ、ということをしっかりと言葉に出してもらったほうが安心して仕事に励めます。
このあたりも、日本人の考え方と違いますよね。
日本人は、お金の話はいやらしいと感じてしまい、
あえてその話を避けて通るケースも少なくないでしょう。
◆文化や価値観の違いは当たり前
いかがでしたでしょうか?
もちろん、これらは個人の主観であって、すべての中国人に共通するわけではありません。
文化や習慣が違えば日本人でも考え方に差があるように、
中国人と日本人がお互いにもっている価値観が違う、ということは当たり前です。
私自身、一緒に働く中国人社員には、良い意味で毎日刺激を受けています。
グローバリゼーションやダイバーシティの考え方が自然になってきている今日では、互いを理解し合い、相互にメリットがある働き方ができるとより大きなビジネスの成功につながるのではないでしょうか。
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