日本と正反対?中国人採用の前に知っておきたい中国の文化や価値観

外国人採用に乗り出す企業が増えている中で、中国出身者への注目が高まっています。

中国企業とのビジネスをおこなう企業も多く、日本国内でも中国人観光客は重要な顧客です。

中国語スキルを持ち中国人目線の意見を会社にもたらしてくれる中国人材は、非常に頼もしい存在といえます。

中国は日本と地理的にも近く共通する文化も多いですが、反対に日本とは異なる文化や対照的な価値観も多いです。

そのため、中国人採用や中国向けのビジネスを成功させる上では中国の文化・価値観を理解することが不可欠です。

そこで今回は、中国を理解する上で重要な価値観・文化の特徴を解説します。

また、中国人採用の注意点も合わせてご紹介します。

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中国の文化の特徴

中国という国を理解する上で重要な文化的特徴を5つご紹介します。

家族や血縁関係を重視する

中国では儒教の祖先崇拝の考え方が普及していることもあり、日本以上に家族や血縁関係を重視する価値観が一般的です。

家族や親戚と過ごす時間を非常に重視しており、仕事が終わった後の一家団欒の時間や春節などの年中行事で親戚が集まる時間は中国人にとってかけがえのないものとなっています。

年度が始まるタイミングが日本と異なる

日本では年度のはじまりは4月が一般的で、新卒で就職する場合も3月に学校を卒業し4月から働き始めることになります。

対して中国は9月はじまりなので、新卒の場合は6月に学校を卒業し9月から働き始めるのが一般的です。

ただし、日本のような新卒一括採用はおこなっておらず通年で選考をおこなう企業や独自のタイミングで採用を始める企業が多いです。

また、在学中からインターンシップで実務経験を積み、スキルの有無を評価基準とした採用がおこなわれる傾向があります。

中国の採用事情についてはこちらの記事も合わせてご参照ください。

方言の数が多い

国土が広く人口も非常に多い中国では、方言の数が非常に多いです。

そのため、同じ中国語をベースとした方言でも全く別の言語に近く、中国人同士でも方言が異なると会話が難しい場合もあります。

中国語と一括りに捉えるのではなく、標準語である「普通話」以外に北京語や広東語などがあることを理解する必要があります。

IT化やキャッシュレスが進んでいる

中国では「ホームレスでもスマホがないと生活できない」と言われるほどIT化が進んでおり、支払いもキャッシュレスがほとんどです。

日常的な買い物をするにも現金が使用できないお店が多く、保険証などの各種証明書も電子化されています。

そのため、スマートフォンが不可欠な社会となっています。

地域ごとに異なる文化が発展している

広大で人口も多い中国は方言が多様とお伝えしましたが、同様に文化も多様です。

同じ中国という国でも地域によって気候がバラバラであるため、服装や食べ物、農業、漁業などが大きく異なります。

また、生活水準も地域差が激しく、都市部と農村部では非常に大きな格差があります。

日本でなんとなく感じる大まかな中国のイメージとそれぞれの地域では大きな差がある場合も多いので、中国出身者と関わる上でその人の出身地域に対する理解も重要になるといえるでしょう。

日本と比較した中国の仕事文化の特徴

中国の文化の中でも特に仕事をする上で特徴的な部分について、日本と比較しながら解説します。

チームワークよりも個人の成果を重視する

中国の働き方には個人主義と成果主義という2つの考え方が大きく影響しています。

個人主義とはチームで協力してひとつのプロジェクトを進めるのではなく、個人個人が自分の専門分野に専念して行動するという価値観を指します。

また、実績が評価に直結する成果主義の評価体制をとる企業が多いため、各自が自分の実績をあげるという意識が強いです。

同僚と協力してチームとして成果をあげる意識が強い日本とは正反対の価値観ともいえます。

公私が日本よりも区別されていることが多い

中国では日本よりも仕事とプライベートをはっきりと区別する価値観が一般的です。

職場の同僚はあくまでも仕事仲間であり、プライベートで親しくする友人とははっきりと区別する傾向があります。

また、前述した通り中国人は家族を非常に大切にするため、残業もできる限りせずに仕事が終わったらすぐに家に帰る人が多くいます。

そのため、仕事終わりに同僚と食事に行く習慣に馴染みがなく、日本人同僚からの誘いを断るケースも少なくありません。

「協調性がない」「嫌われているのだろうか」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、背景には以上のような価値観があります。

「察する」という文化はあまり見られない

中国では上下関係があったとしてもフラットに、忖度せずに意見を伝えるのが一般的です。

そのため、「察する」「行間を読む」といった思考をする習慣がない人が多いです。

日本人の場合は大まかな指示でも経験などから察してどこまで行動するかを自分で考えることが望ましいとされる場合も多いですが、中国人の場合はそのような習慣がありません。

そのため、仕事上の指示についても細かく的確に伝えることが重要です。

年齢や経歴よりも成果に基づいて評価される

前述した通り、中国では成果主義の考え方が一般的です。

近年は日本でも成果主義をとる企業は増えていますが、やはり年齢や勤続年数に応じて評価される傾向は残っています。

また、仕事上で大きな成果をあげたとしても中国ほど明確に給与に反映されないケースが多いです。

そのため、中国人社員の中には自分の成果が正しく評価されていないと感じてしまう可能性があります。

もしも中国人社員から評価に関して質問があった場合には、日本と中国では評価のされ方に違いがあることも踏まえて説明をする必要があるでしょう。

中国人を採用する際の注意点やポイント

日本と中国とでは文化や価値観に大きな違いがあるからこそ、中国人従業員は社内に新たなアイディアや気づきをもたらしてくれます。

そんな魅力的な中国人を採用する上で注意しておきたいポイントについて、ご紹介します。

言語力は資格を判断材料にする

中国人材を採用する際に、日本語のスキルがどの程度あるかを重要視する企業も多いです。

選考では限られた時間で合否を判断しなければならないため、きちんと日本語力を判断できるか不安に思われる採用担当者の方もいらっしゃるかもしれません。

そこでおすすめなのが、語学資格を判断材料として活用することです。

日本語の資格としては「日本語能力検定」が非常に有名ですが、実は他にもさまざまな資格が実施されています。

資格ごとに重視されている語彙の種類や技能が異なります。

そのため、採用担当者自身が複数の資格の特徴を理解した上で応募者の保有資格を確認すると、より効果的に自社が求めるスキルと合致しているかを判断するのがおすすめです。

日本語資格についてはこちらの記事をご参照ください。

適切な就労ビザを所持しているか確認する

選考時の重要なチェックポイントとして就労ビザの種類があります。

就労ビザとは、就労を目的として日本に滞在している外国人に交付される在留資格で、種類ごとに従事できる仕事の種類が異なります。

そのため、自社の業務内容と合致した就労ビザ(在留資格)を持っていないと、中国人材は働くことができません。

在留資格は申請することで種類を変更することができますが、申請条件に学歴や職歴などが指定されています。

経歴によっては申請しても許可が降りない可能性があるので、その点も含めて選考時に確認をしておきましょう。

入社のタイミングが日本人と別になる可能性がある

前述した通り、中国では日本とは違って9月始まりで年度が切り替わります。

学生が卒業するタイミングは3月ではなく6月であり、転職する場合も年度の切り替わりに合わせて9月入社を目指して行動する人は少なくありません。

そのため、日本の新年度にあわせて求職者のエントリーを受け付けても、応募者が想定よりも少なくなってしまう可能性があります。

また、日本の新卒採用にあわせて選考を実施し内定を出したとしても、大学の卒業時期などの都合で入社時期をずらして欲しいという相談を受ける可能性もあることに留意しておきましょう。

中国人が多く利用している求人サイトを活用する

日本とは年度が切り替わるタイミングが異なるという背景もあり、中国人材に対してどのようにアプローチするかにお悩みの採用担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、求人サイトの中でも特に中国人材に特化したサービスの活用です。

中国語スキルを持つ人専用の求人サイトであるTENJeeは中国語人材向けの求人に特化しており、幅広い業界・職種の求人を掲載しています。

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条件面は入社前に細部まですり合わせる

採用にあたって、雇用条件は入社前に徹底的に擦り合わせておきましょう。

中国では、給与や昇進などに関して納得がいかなかった場合に会社や上司に対して直談判をするのが一般的です。

日本と中国では昇給基準や昇進基準の傾向が大きく異なるため、入社前にすり合わせができていないと、中国人社員が不満を持ってしまいやすいといえます。

昇給や昇進についての細かい条件は難解な日本語で表現されることも多く、中国人社員が雇用条件提示書などの書類だけで完全に理解するのは難しい可能性もあります。

そこで、中国語版の書類を用意したり、採用担当者が口頭で丁寧に説明したりと、細部まで理解してもらえる工夫が重要です。

入社後を含めてフォローする

中国人採用は内定を出し、入社してもらったら終わりではありません。

入社後に自社の一員として働き続けてもらうことが重要です。

特に文化や言葉が異なる中で働かなければならない中国社員は日本人とは異なる負担もあるため、採用担当者は入社後も継続的なフォローを心がける必要があります。

日本語や日本のビジネスマナー、日常生活面の文化などを研修で伝えるだけでなく、定期的に面談などを実施しましょう。

また、イラスト付きのマニュアルの作成や、中国人社員の資格取得のサポートもおすすめです。

まとめ

中国と日本では大きく異なる文化・価値観が多数存在します。

特に個人主義や成果主義の考え方は仕事を進める上での根幹にもあたるため、それぞれの価値観を理解した上で歩み寄る必要があるでしょう。

また、コミュニケーションの取り方や公私の区別に関する価値観の違いは、正しく理解しておくことでトラブルの防止にもつながります。

上記のようにさまざまな違いがあるからこそ、中国人社員を社内に迎え入れお互いに理解を深めることは、中国企業や中国人観光客に向けたビジネスを成功させる上で不可欠といえるでしょう。

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