成功事例あり!外国人採用のメリットと成功に導くポイントを解説

近年、業種を問わずグローバル化の波が到来していますが、
「漠然とグローバル化しなければと思っているけれど、具体的なビジョンが湧いてこない」
「そもそもうちはグローバル化とは無関係だと思っている」
など、グローバル化という言葉が一人歩きしている状況も少なくありません。

しかし、グローバル化とは縁がないと思っていた会社が、ほんの小さなきっかけからグローバル化に踏み出すということは増えています。

外国人従業員の採用は、小さなきっかけの一つといえます。

この記事では、外国人従業員の採用というきっかけからグローバル事業部を立ち上げるまでになった、株式会社フェローシップの成功事例を参考にしながら、外国人採用のメリットやその方法を詳しく解説します。

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【外国人採用で事業拡大に成功】株式会社フェローシップ

株式会社フェローシップは「その人らしさを活かし続ける社会を創る」をコンセプトに、ひとりひとりに合った求人やキャリアプランを提案、紹介する人材会社です。

もともとは国内の人材事業に特化していましたが、現在では中国を中心にグローバル市場を開拓し、上場に向けて事業領域を拡大しています。

実際に外国人を採用したことで事業が拡大し、新たな部署を創設することになった株式会社フェローシップの成功事例を紹介します。

きっかけは2名の中国籍人材の採用

グローバルな視点を持つきっかけになったのは、外国人従業員の採用です。

初期の採用では、語学力を重視した面接をしていたわけではありませんでしたが、中国国籍の優秀な人材が面接にたまたま訪れたので、2名を採用することにしました。

当時、外国人を採用しようとしていたわけではありませんでしたが、偶然採用した中国籍の社員がきっかけとなり、フェローシップのグローバル化が進んでいくことになります。

外国人社員が在籍していたことで中国LQAの受注を開始

中国籍の社員が入社したことで、ゲーム会社から中国語版の翻訳の確認や不適切な表現がないかを探すLQA(言語品質保証)をメインとしたローカライズ関連の案件を受注することができるようになりました。

外国人の採用が無ければ、ローカライズ関連の案件を獲得することはできなかったうえに、クライアントに評価されたことで、継続した案件を受注することになって、 グローバルに事業を拡大することになっていきました。

グローバル事業は会社の根幹を担う部署へと成長

グローバルな市場を開拓するにあたって、社内にグローバル事業部が設立されました。

最初は小さかったグローバル事業部ですが、目覚ましい成長を遂げ、今ではフェローシップの中でも会社の根幹を担う重要な部署にまでなっています。

外国人材の存在がビジネスチャンスとなり事業拡大に成功

当時、グローバル展開を目指して外国人を採用したわけではありませんでした。
ただ、偶然採用した中国人社員の方が新たなビジネスチャンスを生み出し、グローバルに事業を拡大することができました。

フェローシップの事例は、もともとの事業との親和性など偶然の要素もありましたが、外国人の方を採用しなければ、グローバル化することはまだできていなかったと思っています。

外国人採用をおこなうことで必ずグローバル化ができるわけではありませんが、単に労働力としてだけでなく、会社に新たな領域や文化を作るきっかけとなる可能性が大きくあります。

成功事例から考える『外国人採用のメリット』

フェローシップの成功例をもとに外国人採用のメリットについて解説します。

①海外の企業・生活者を対象とした事業展開ができる

外国人を採用することでグローバルな視点を持つことができ、海外企業や海外在住の方を対象とした事業を展開することが可能になります。

漠然とグローバル化を考えている場合は、実際に国籍や文化の異なる外国人を採用することで、プランやビジョンが明確になって、事業の見通しが立てやすくなるメリットがあります。

②グローバル視点で事業を進める環境が生まれる

外国人を採用することで、グローバルな視点を持つことができるようになります。

外国人の方は日本人とは異なる価値観を持っていることが多かったり、日本人社員が外国人社員と一緒に仕事をするなかで新たな視点を持つことができるようになったり、自然とグローバルな文化や考えが社内で根付くようになって、会社全体でグローバル化を進めることも可能になります。

③国内外の情報を元にビジネスチャンスを掴みやすい

日本人オンリーの企業では、得られる情報が日本国内のものに限られることが多いです。

しかし、外国人を採用することで、海外の情報が自然と入ってくるようになって、意識が自然と海外に向くようにもなるので、今まで気付かなかったビジネスチャンスを見つけやすくなります。

④優秀な人材を獲得しやすい

外国人採用をすることで、単純に採用できる人材の分母が大きくなります。
そのため、語学が堪能な人材を獲得する機会が増えるだけでなく、優秀な仲間を見つけるチャンスも増加します。

成功事例から学ぶ『外国人採用を成功させるポイント』

フェローシップの成功例から、外国人採用のメリットをご紹介しましたが、外国人であれば誰を採用してもグローバル化を果たせるというわけではありません。

日本人の採用と同様に、外国人の採用をおこなう際も評価基準を作る必要はあります。

外国人に特化した求人サイトを活用する

外国人材を探す場合、外国人に特化した求人サイトを利用することがおすすめです。

日本人が利用する求人サイトを利用して外国人を集めることもできますが、応募できた外国人のレベルや能力が不透明なことが多く、採用が難しくなる可能性があります。

中国人材を探すならTENJee

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面接マニュアルで慣れない外国人採用も安心して進められる

外国人を採用するにあたって、外国人用の面接マニュアルを作成しておくと良いです。

これまでに外国人採用をしたことがない場合は、特にマニュアルがないと採用の可否を判断することが難しくなるため、スムーズに採用できるように質問事項や採用基準を設けるようにしましょう。

要点を押さえて選考の過程でミスマッチを防ぐ

明確な基準を設けずに面接をおこなうと、面接官と応募者との食い違いが生じて、採用をした際にミスマッチを起こす可能性があります。

入社後のトラブルを避けるためにも、面接では曖昧な表現を避けるようにして、共通の採用基準を設けて、それに沿って採用をしていくと良いです。

就労ビザについての理解も大切

外国人を採用する際には、ビザの確認が双方にとって重要です。
応募時に就労や長期滞在用のビザを取得しているかあらかじめ確認しておきましょう。

新たにビザを取得することになった場合は、発行までに1〜3ヶ月ほどかかりますので、場合によっては入社時期がズレる可能性があります。

採用を決めた後に、スムーズに入社ができないとことがわかった場合、双方にとって困りますので、応募者だけでなく採用担当者も事前にビザに関しての理解を深めて確認することが大切です。

入社後のポイントも踏まえて採用活動を進める

外国人採用のゴールは採用することではなく、採用後に外国人の方に活躍してもらうことにあります。せっかく採用しても、入社後にミスマッチが起きたり、トラブルが発生してしまったりしては意味がありません。

もちろん、全てを防ぐことはできませんが、事前に外国人の方がストレスなく仕事に取り組めるように職場環境を整えることはできます。
入社後に外国人社員が離職してしまわないように、会社全体で外国人採用に取り組むようにしましょう。

悩んだ時は専門家に相談する

外国人を採用するメリットは理解していても、なかなか採用活動に踏み出せないことも多くあると思います。
そのような場合は、外国人採用に詳しい機関や専門家に相談してみてください。

以下の記事では、外国人採用時に相談できる場所をご紹介しています。

まとめ

外国人を採用したことがきっかけで事業がグローバル化していった、フェローシップの事例のように、外国人採用は単に労働力不足の解消だけでなく、会社を成長させることができる大きなメリットを持っています。

外国人採用を始めるには手間や労力はかかりますが、それ以上のリターンを得られる魅力がありますので、ぜひ外国人採用を検討してみてください。

不安や疑問があって外国人採用に踏み切れない場合は、外国人採用に詳しい機関や専門家にご相談ください。

フェローシップには外国籍の社員が多く在籍しているうえに、多数の企業様に外国人の方をご紹介していますので、外国人採用で何かお困りごとがありましたらご相談ください。

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